野球の試合時間の不思議

doraemon

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多くのスポーツ(団体球技)は時間内に多く得点をあげたチーム、または早く規定の点数に到達したチームが勝ちとなる。

しかしながら野球というスポーツはこれにまったく当てはまらない。
つまりは攻撃する側は3つのアウトを取られないかぎり、永遠に攻撃し続けることができる。

その時その時で試合時間がどれくらいになるかなど、試合が始まる前はまったく見当がつかない。

ちなみに2014年のプロ野球平均試合時間は延長戦を除く9回試合に限れば3時間17分。両軍が容赦なく打ち合えば試合は長くなるし、緊迫した投手戦になれば短くなる。

まぁ、短い試合と言っても両軍が9回ずつ攻撃するわけだからそれなりに時間はかかるだろう。

高校野球はプロ野球に比べると圧倒的に試合時間が短い。
その理由として、
1.攻守交替を駆け足で行う。
2.投手の1球1球の間隔が短い。
などが挙げられる。

ではもっとも短い時間で試合を終わらせようとした場合、どれくらいで終わらせることができるのか。少しだけ検証してみた。

各チーム1イニング3つのアウトを9イニング(9回)取るとなると、全部で54アウト。
1つのアウトを1分としても54分。攻守交替は18回、投球練習もある。
これらを1分としても54+18=72分(1時間12分)

やはりこれくらいはかかるだろうか。

本当にあった!1時間12分の試合

実はこの72分(1時間12分)で終わってしまった試合があった。

1947年
第29回夏の甲子園小倉中対岐阜商の1戦は、なんと1時間12分で終わってしまった。

このように極端に早い試合というのは最小得点、つまり1-0の試合を連想するかもしれないが、この試合のスコアはなんと6-3。両軍合わせて15安打というから驚きだ。

小倉中 000 014 100|6
岐阜商 030 000 000|3

しかもこの試合は甲子園の決勝戦だった!


ちなみにプロ野球の最短時間試合は1946年7月26日、西宮球場の大阪タイガース対パシフィック戦。

こちらの試合時間はたったの55分。スコアは1-0。

甲子園の決勝で6-3。両者打ち合って1時間12分、プロ野球の55分。どちらも驚きの試合時間だ。

いったい何がどうなってこんなに短い時間で終わったのか。不思議だ。

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