石巻・海さくら「ひみつのビーチ」の大そうじ!

iRyota25

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大物チームに課せられたもうひとつの大仕事がこれ。
木の根の掘り出しです。

地盤沈下で浜辺の面積が減少しただけでなく、かつては海から一段高い場所にあった木が、ビーチの真ん中に位置するようになっているのです。

浜辺で遊ぶときに、木の根っこなんかあったら危ないから掘り出そうということになったのですが、根が深いこと深いこと。さらに横に張り出した太い根も数多く、歯が立ちません。

スコップの鉄製のシャフトも折れてしまい、万事休す。

午前中の作業では掘り出すことができませんでした。

いっしょに作業した宮城県水産高校の平塚先生は、「この浜辺にずっといたいって言ってるのかな、この根っこ」としみじみ話していました。

3月9日のお昼!~午後のボランティア

お昼休みは高台でランチ。狐崎復興漁業部の漁師さんたちが焼き牡蠣をふるまってくれました。

手前は支部長の阿部さん。奥の赤いカッパは漁師の善さん。牡蠣を焼きながら、牡蠣を食べながら、狐崎浜の海のこと、牡蠣養殖のこと、おいしい牡蠣の見分け方などなど、漁師さんにしか語れない話を聞けた至福の時間でした。

写真は地上班のリーダー魚谷浩さん、通称ひろにい。

太陽の下、焼きたての牡蠣をペロリ。やっぱり至福の時です。

(ボランティア参加費から狐崎復興漁業部に支援金も送られています)

あっ、キッチンカーの前でサコちゃん(竹内久古さん)発見!

現地で知り合った人に再開できるのも、ボランティア活動の楽しみですね。

この日のお昼は焼き牡蠣だけでも大満足なのに、おでんやムール貝の煮物、おにぎり、ワカメなどなど、うれしくなるようなメニューが並びました。

昼ごはんの時間帯は、まるでランチバイキングに来たかのような楽しさです。

さて、作業再開です。

地上班にとって最大の難敵はこれでした。写真の右に見える黒いパイプ状のもの。海苔養殖のポールです。ポールには養殖用のネットやロープもまとわりついています。

それがどういうことかと言うと・・・

スコップでポールを掘り出そうとすると、ロープやネットが邪魔をしてスコップが砂の中に入らないのです。

スコップはシャフトが曲がり、ロープを切るための刃物は切れが悪くなり、力づくで掘り返そうとバールを使っても鋼鉄製のバールの方が曲がってしまう――。
やってみると分かると思いますが、「徒労感」とか「無力感」、「絶望感」といった文字が心の中にしみ出してくるような感じがしました。

狐崎浜では海苔の養殖は行われていません。ずっと遠くの海岸から津波によってはるばる運ばれてきて、このビーチの砂の中に堆積したものです。

ビーチクリーン。
浜辺に何が埋まっているかによって、大変な作業が発生します。

でもそこは、これまで数々のボランティア活動をリードしてきた猛者たちがずらりと集まった今回のこと、

「よーし、今日の作業の最後にみんなで力を合わせて綱引きしましょう!」

とひろにいから声が掛かります。

「掘り出しチームが悪戦苦闘してきた海苔養殖のポール、みんなの力で1本でも抜きましょう! それよいしょ!」

「よいしょ!」

あら、思いのほか、あっさり抜けちゃった!

なんだ、最初からこの方法でやればよかったのか!

さっきまでと表情が一変。充実感と達成感の笑顔が広がりました。

作業を終えてビーチで記念写真を撮った後は、高台に上って今日の反省会。各チーム、漁師さん、宮城県水産高校の生徒さんや先生が感想を語ります。

高台からビーチを見下ろすと、
だいぶキレイになったなという達成感と、
もっともっとキレイにしたいなという思い。

ちょっと微妙な感じだけれど、ひとつ確かなことがある。
それは――、

動けば動いた分だけ、たとえ少しでも何かが変わる。

たくさんの人が動けば、それだけ変化も大きくなる。

ほら、ひろにいの笑顔を見たら分かるでしょ。
ボランティアのやりがいって、こんな感じなのかもしれません。

1日目と2日目のあいだで

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