神奈川県川崎市にある金山神社(かなやまじんじゃ)では、男性器をご神体とした『かなまら祭り』が催されることで知られます。この祭りは江戸時代に川崎宿の飯盛女達が性病除けや商売繁盛の願掛けを行った『地べた祭』を発症とします。
1977年から『かなまら祭り』として生まれ変わり、男根神輿や仮装行列などを交えて盛大な祭りが行われるようになりました。昭和60年代頃から「エイズ除け」を祭りに結びつけたのが話題となり、多数の観光客が訪れるようになりました。現在は商売繁盛・子孫繁栄・安産・縁結び・夫婦和合などを願い、毎年4月第1日曜日に開催されています。
境内には男性のシンボルを模した数々のオブジェが鎮座しており、男性器が描かれた神様の絵が飾られています。明らかにチ〇コの形をしたアメが出店で売られ、「見ざる、言わざる、聞かざる」に加えて「やらざる」「させざる」の2猿を加えた5猿の絵も祭られています。
祭りが最大のピークを迎えるのは午後2時。にわかに参道の付近が慌ただしくなり、行列の出発が始まります。『面掛け行列』と呼ばれるこの列は、着物や面など思い思いの扮装をした仮装行列に続いて、3基のチ〇ポ神輿が続くというものです。「でっかいま~ら!か~なまら!」という勢いのある掛け声と共に『エリザベス神輿』と呼ばれるピンク色の巨大チン〇が担がれて行きます!
天空にそそり立つ桃色男根のインパクトは凄まじいものがあり、このチ〇ポを見るために海外から観光客もいらっしゃるそうで、外国人観光客の数は全体の1~2割にも及びます。最も興味深いのは神輿を担いでいる方々は地元のニューハーフさん達だということです。「エイズ撲滅」という強いメッセージが込められていることを伺わせてくれますね。
お神輿のトリを務めるのが、3基の中で最も由緒があるとされている『黒い男根神輿』です。『エリザベス神輿』と比べると大きさも形も地味ですが、力自慢の担ぎ手が集まる姿は迫力満点です。カメラのフラッシュが光る度に男根も怪しく黒光りし、儀式そのものに神秘性と高級感が漂います。
3つの神輿は神社を後にすると、そのまま市街地へ一直線!近隣の街は〇ンポ一色となり、周辺には非日常な空間が広がります。3基のチン〇神輿は2時間かけてゆっくり街を練り歩きます。外国のマスコミも取材に来ていますが、テレビでどのような報道をするのか気になるところです!
完
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