【プチニュース】バングラディシュの電動リキシャ

uematsu

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バングラディシュの庶民的な移動手段は『リキシャ』と呼ばれる人力のタクシーです。搭乗できる客はせいぜい大人2人でスピードは自転車並み。リキシャの運転手は週7日間、1日最低12時間は働き、1日の稼ぎは150~200タカ(約200~300円)ほど。過酷なまでに肉体を酷使するリキシャの労働には「非人道的」という声が多くの市民から寄せられていました。

しかし、最近になって革命的な移動手段が発明されたことで、運転手さんの過酷な労働環境が一変しようとしています。軍が所有する農機具メーカーから『電動リキシャ』と呼ばれる電気自動車が発売されたからです。この移動装置の最高時速は50km。一度に乗せられる客の数も大幅に増えました。1回のフル充電で130km以上も走る優れものです。

1台の予定価格は3万タカ(4万5,000円)で従来のリキシャの値段の約2倍ですが、足こぎ式よりも4倍速く走れるためにより多くの賃金を稼げるといいます。バングラディシュのリキシャ台数は推定100万台。その半数が首都ダッカに集中しており、狭い街路ではリキシャが唯一の交通手段です。貧困国のバングラディシュ国民の多くの人にとって、リキシャのタクシー業は重要な収入源となっているそうです。

開発メーカーの責任者である軍のマフムード少佐は、「自転車の速度を上げるだけでなく、貧しい運転手たちの非人道的な働き方に終止符を打ちたかった」と開発の動機を語っています。電動リキシャの画像を見る限り、とても便利そうに見えますね。大きな荷物も楽々運べて、雨も十分にしのげそうです。バングラディシュの国民にとってまさしく革命的な乗り物だと思います^^

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