2012年10月25日、大槌町の風景
「3県沿岸部の市町村別津波浸水人口に対する死者・行方不明者数の比」という統計がある。津波被害の激甚さを示す数値なのだそうだ。数字が意味するところを思うと、この手の統計の必要性がどれだけあるのか自分にはよく分からないが、東日本大震災でこの数値が10%を超えた自治体は3つある。
宮城県牡鹿郡女川町、岩手県陸前高田市、そして岩手県上閉伊郡大槌町である。
震災から1年7カ月が経過した大槌町の様子を写真でご覧ください。町なかのがれきは減ったが、撤去されたがれきはただ別の場所に移動しただけ。
更地になった町を歩いても、ボランティアや工事関係者以外、ほとんど出会う人はなかった。
大槌町のがれきについては、こちらのページもご覧下さい。
●TEXT+PHOTO:井上良太(株式会社ジェーピーツーワン)
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