すべての若き野草ども ~その3~

monomoney

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道端に自生している食用の野草にスポットを当てたこのシリーズ。前回の終わりに

そんなきっかけもあって「地面にあるさらに別のもの」に興味が広がりました。そちらは近々ご紹介します。

すべての若き野草ども ~2020年12月~ by monomoney

と結んだのですが、ちょっとうれしい発見があったので今回も野草をご紹介させてください。

春の七草のトップバッター

前回、山奥の温泉街で「三つ葉」の群生を見つけた後「次は是非これを見つけたい」と思っていたのが「"セリ"が自生しているところ」でした。

セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ
スズナ スズシロ これぞ七草

和歌のリズムで覚えることができる春の七草(秋の七草もこのリズムで覚えられます)。ことしも「七草がゆ」でしっかり楽しんだ春の息吹。和歌のリズムでトップを務めるのがこのセリです。

わが家ではダシをしっかり効かせて「つまみ」にもします
わが家ではダシをしっかり効かせて「つまみ」にもします

ある人から「きれいな水辺にはセリも結構あるよ」と聞いたので、三島自慢のせせらぎ界隈でいつも探すのですが、見たことがありません。

「御殿場のあたりには『芹澤』さんという苗字が多いから、セリの群生地があるのかもしれない。それぐらい足を延ばさないとダメかな」

とひとりごちながらの昼休み。ことしは冬になっても湧水に勢いのある「白滝公園」を通り抜けようとした時でした。

水深が浅いため夏にはおむつをした小さい子供たちも水遊びを楽しむこの池。写真の右側に大きな井戸の形をした湧水源があります。そのほとりの草むらに踏み入ってみると…

細長い草に交じってイタリアンパセリっぽい形の草が群生しています。

これ、セリじゃないの?

そう思っていつものアプリで写真を判定してもらうと…

おお!セリですね!

1枚目の「Oenanthe sarmentosa」というのはwikipediaによると「水パセリ」となっていますが、まあ「だいたいセリ」ということにしてあげてください。

見つけたい見つけたいと熱望していた「自生するセリ」が、毎日のように散歩する白滝公園にあったなんて!この公園ではひと株ながら三つ葉も確認しています。さすが「せせらぎの街・三島」ですね!

水セリ 田セリ そしてドクゼリ

このことをSNSで発信したところ

「これはたぶん"水セリ"ですね。田んぼとかあぜ道に生えている"田セリ"は風味が濃くて美味しいので、ぜひ探してみてください」

というお知らせをいただきました。調べてみると

「背丈の長い水辺のセリと地面に這うような形の畑地のセリでは、畑地の方が味・クセが強いように感じます」
「水芹は柔らかく緑々していて癖もなくおいしいのですが、田芹は芹のあくが強く野性味があるのだとか。確かに田芹の方が色も紫っぽい感じで濃い感じです」

「YAHOO!知恵袋」より

ということで、同じセリではあるのですが育った環境によって見た目や風味に少し違いがあるようです。

さらに群生する環境が重なり、見た目も似ているけど毒がある「ドクゼリ」という野草もあるんだとか。これは葉っぱの香りや根っこの断面で見分けるそうです。

とにかく「田セリ」の存在を知ったからには探すしかない!小さな街ですからちょっと行けば田んぼやあぜ道には困りません。

ということである日、クルマの点検を待つあいだ三島市御園、安久、長伏、梅名あたりのあぜ道を歩き回ったのですが…見つかるのは「ノビル」ばかり。セリ「っぽい」葉っぱすら見つかりません。

しかしです!駿東郡清水町の人気スーパー「マム」でママがヤミィな食材を物色している間、散歩しながら南側の休耕地に目を凝らすと…

「こりゃぁセリじゃにゃあのかね!」

わざとらしい方言と共に例のアプリで判定してもらうと…

バッチリチリチリ セリっセリ

です。猛烈にテンションが上がりました。

白滝公園で見つけたセリに比べて葉は小ぶりで、やや厚めに見えます。地を這うように伸びる茎は紫がかっていて「風味の強さ」を予感させます。た、食べたい…。

ただし!これも他人様が所有する土地の中に自生しているもの。勝手に採集するわけにはいきません。

ということで次回こそは「地面にあるさらに別のもの」にスポットを当てたいと思います。そこから知りたいのは「道端に自生している野草は誰のもの?」です。

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