こんにちは。自前のラーメン画像を使ってGoogle画像検索をしたら「店名まで特定できた」こと
をきっかけに、いろんなラーメン写真で画像検索をしてどんな結果が返ってくるかを検証している「Googleラーメン」。2020年10月号です。
沼津に「ららぽーと」がオープンしてもう1年経つそうです。そのフードコートでとんでもなく長い行列を作っていた湯河原の超有名店「らぁ麺屋 飯田商店」さんはららぽ開店後数カ月ぐらいの期間限定出店かと思っていたら、まだ居てくれてます。
ということで、混雑が少ない時間を狙ってやっと食べることができました。写真はこちら。
美しいですねえ。育ちの良さそうな鶏から作ったであろう鶏油の香りと高そうな醬油の香りのハーモニーが印象的でした。
驚いたのは麺の「つるつる」さ。勝手にノドの奥に入っていく感じは関根勤が生まれて初めてプリンを食べた時の言葉を借りて「ずるいよ!」と表現させてもらうのがしっくりきます。
「情熱大陸」にも登場したというこの名店のラーメン写真でGoogle画像検索を実行した結果がこちらです。
麺そーれ
「沖縄そば」ねえ…
沖縄そばも大好きですけどさ、下に並んでる画像ぜんぶラーメンじゃん。
今メディアに登場する頻度は日本有数とも言える飯田商店さんのラーメンをもってしてもこの結果でした。こちとらどんぶりに「飯田商店」って書いてタネを明かしてんだぜGoogle先生。
「こういうのでいいんだよ」系ラーメン
次にご紹介するのは昭和から引き継がれてきた「昔ながらのラーメン」。
凝りに凝ったラーメンや味を何層にも重ねた重厚なラーメンに疲れてしまった人々が「こういうのでいいんだよ」と表現するシンプルなラーメンです。
こちらは三島市梅名の国道136号線沿いにある食事処「梅よし」さんのラーメンです。
刺身も焼き鳥もうなぎもそばもラーメンもなんでもあるこちらは出前もやっていて、筆者が小さい頃もよくラーメンを取ってもらったものです(いまは出前していないかも知れません)。
その頃より大きく新しくなった今の店舗も相変わらずの繁盛。長伏球場で野球をやったあとの打ち上げなんかで使いますね。いろいろ飲み食いしたあと、〆にはこのラーメンが欲しくなります。
具はチャーシュー、ねぎ、メンマ、かまぼこ。味は全く変わっていない…いや昔よりおいしいかも。「これこれ!」とうなずきながら食べてしまいます。
さあこの典型的な昭和のラーメン写真でGoogleラーメンをしてみましょう。
涙そうそう
またしても「沖縄そば」です。
晴れ渡る日も雨の日も「ラーメン以外」。思い出とおく褪せても面影さがしてるラーメン「じゃない」と返されて筆者は涙そうそうです。
世界に浸透しているラーメンをここまで頑なに避ける理由は何なのでしょうか。
おまけ「家系=韓国海苔」問題番外編
こちらのシリーズでは「家系ラーメンの写真でGoogleラーメンをすると『韓国海苔』という結果が返ってくる」という定石がありました。
総本山の「吉村家」さんに行く機会はなかなか作れないですが、先日たまたま吉村家さんのカップ麺を見つけました。
カギを握る「海苔」の並べ方がヘタすぎだったな(しかも左の方は2枚重なってました)…まあしょうがない、この写真でGoogleラーメンを実行してみましょう。
君は国民食
「韓国海苔」は本物の家系ラーメンだけが導く結果なのかもしれませんが、見た目ぜんぜん違う「カレー」っていう結果はどうなんでしょう。
「日本の国民食」までわかっててわざとカレーを返してるんじゃないかとさえ思ってしまいます。Google先生とラーメンとの間にゴタゴタでもあったんでしょうか。
検索結果に「ラーメン」という言葉がこれっぽっちも出てこなくなりましたが、「思想」としての(笑)Googleラーメンは今後も続けていきます。よろしくお願いします。