Googleラテン料理

食べ物の写真を使ってGoogle画像検索をしていくシリーズの続編です。

これまで、ラーメン、オムライス、ハヤシライスなどの写真を使って検索してきました。

しかしそこは世界のGoogle先生、正解をほとんど返してくれないだけでなく、やけにマニアックというかエスニックというか、初めて名前を聞くような料理ばかり返してきました。

ならばということで今回はそれを逆手に取って、名前を知らない外国料理の写真でGoogle画像検索をしてみようと思います。

南米を始め世界のビールやチリワインも豊富

三島広小路駅近くにある南米料理の「ピカパウ」さんは、日本人客はもちろん、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルなどのみなさんでいつも賑わっています。うれしいのはほとんどのメニューをテイクアウトできることです。

しかも安くておいしいのでわが家もよく利用しており、先日とある土曜日に妻が「なんかきょう晩めし作りたくねえ」という独り言を大きな声で発していたので、家来のわたしが料理を買いに行ってきました。

ひとつめのメニューはこれです。

陶芸じゃないよ

今回初めてテイクアウトしてみたこの料理の名前は「ロクロ」というそうです。

アルゼンチンの郷土料理で、大ざっぱにいうと「具だくさんのスープ」というか「スープたっぷりの煮物」というか。

この店の場合は牛肉、ニンジン、白いトウモロコシ(を乾燥させたもの?)が入っていて、風味として乾燥コリアンダーの葉っぱが入っています。

コリアンダーはつまりパクチーなので「うへえ」という方もいらっしゃるでしょうけれど、乾燥させたものはハーブというかスパイスに近いぐらいアクセントのある香り。

本格的なカレーには当たり前に入っているものなのでパクチーが苦手という人も知らないうちに食べているんじゃないでしょうか。

料理紹介が長くなりました。それではこの写真を使ってGoogle画像検索をしてみましょう。こちらです。

チョモランマのふもとにて

「Tarkari」(タルカリ)というのはネパールの「おかず」とか「野菜(をスパイスで味付けしたもの)」を指すそうです。つまりカレーと言っちゃっていいでしょうね。

こちらもレシピは家庭によって様々だそうです。でもどれもとてもおいしそう。

アルゼンチンとネパールでは地理的にだいぶ遠いですが、結果としては同じような立ち位置の家庭料理という気がします。「世界は一家、人類はみな兄弟」だねGoogle先生。

ファッションの街から

南米料理の二品目はこちらです。お店のメニュー表ではわかりやすく「牛肉のカツ」と書いてあるこの料理もアルゼンチンやパラグアイで愛されている郷土料理。現地では「ミラネサ」というそうです。

名前からなんとなく想像できるように「ミラノ風」という意味で、イタリア文化の名残だとか。牛肉を叩いて伸ばし、ニンニクやスパイス、レモンなどで味付けし、パン粉をつけて揚げ焼きしたものです。

それではこの写真で検索してみましょう。こちらです。

ドンのピシャ

「Milanesa」おお!ミラネサ!大正解ですね!!

薄い形状と食欲をそそる色、そしてレモンがミラネサ認識のポイントでしょうか。

日本なんてちっちぇえ?

このお店で牛肉の入った料理を食べるたびに思うのは「安い赤身肉だろうに(失礼!)なんでこんなにおいしいんだろう?」ということです。

乾燥牛肉を使っていると思われる料理もあり、霜降り信仰の和牛と違って噛み応えのある牛肉は、ワシワシ食べてお酒も進むおいしさ。

日本と南米ではやっぱり牛肉を食べてきた歴史がぜんぜん違うよな、と思わされます。なんというか「芯を食う」ようなおいしさです。

画像投稿数が非常に多いと推測できるラーメンでさえ未だ間違えるGoogle画像検索ですが、世界のGoogleから見れば「極東の島国料理なんて知るか」ぐらいのものなんでしょうか。引き続きいろんな料理の写真で遊んでいこうと思います(^^♪