お義父さん緊急入院
とんでもない事態になりました。
同居していた義父が重病で緊急入院、救命できたとしても要介護となる可能性が高いそうです。
同居スタートさせて早10年・・・最大のピンチです。
同居をはじめた頃、長男は10才、長女と次男坊は4才と3才でした。子どもたちがまだ小さいため同居条件として役割をはっきりさせようということになりました。
父親役(フルタイム・残業制限なし)
父親役+母親役(フルタイム・残業セーブ)
母親役(専業主婦)
上記、いずれかを義父・主人・私の3人で分担会議をしました。義父は仕事を辞めたいと申し出たため必然的に母親役になりました。
私はちょうど同居のタイミングでIT企業に転職が決まっていたため、残業制限なしの父親役に名乗りを上げました。なぜってITってブラックでしょ?ボロボロになるまで働きますよ、入社する以上は的な。。主張のない主人は消去法で父と母の兼業です。
その当時の私のセリフ・・・今も忘れません。
「男なみに働いて、そこらの女性の2倍以上稼いでくるから家は頼む。残業で遅くなるだろうけどダブルワークしていると思ってくれ。」
と息巻いてスタートした同居生活でした。
そして・・・今日までの10年間はワーカーホリック疑惑があるほど、早朝出勤、残業ウエルカム、徹夜だってOKよ、時間外労働どんとこい、休日出勤いつでもします、仕事で必要な勉強なら喜んで!的な、仕事大好き、仕事のためなら何でもしますの男気で走り抜けてきました。
料理も元板前の義父に任せきり。子どもの行事も父母役の主人か母親役の義父に任せて知らんぷり、なぜって私、男並みに働いているので仕事休めませんから的な。。
自宅では「じいじビールくださ~い、今日のおつまみ何? A総理またバカなこと言ってね?どう思う?まぁどーでもいいけど(怒) それよりしめの雑炊食べたい」・・・超オッサン的な生活でした。
父の役割として、休日は様々な体験を子どもたちにさせることが生きがい。雨の日以外は必ず外で遊ぶという条件付きで週末レジャーを楽しみました。
「今週は何する?どこへでも連れて行ってあげるからね!」
長女と次男坊が中学生になり、部活もスタートしたので、週末レジャーの頻度も激減し、やっと自分の時間が持てるわ~、何しちゃう?あれもこれも習いたい!!!旅いっとく???と夢ふくらましておりましたが・・・母親役の義父がダウンし夢破れ・・・。
父親役にのめり込んでいたばっかりに、母親役のお義父さんの健康をちゃんと管理できんかった!お義父さん死んじゃったらどうしよう・・・私のせいだ、、、後悔の嵐が襲って落ち込みそうやけど、そんな場合じゃない!
母もやったるど~~~(やるしかない!)、私にはできる、Yes I can!!
ママをリスタートすることを決意しました。
新たな未来、ママをリスタート!
正直に言います。
子どものお弁当、生まれてこの方一度も作ったことがございません。
なぜって、同居する前はイクメンの主人が料理すべてやってくれてましたから。
同居してからは板前のお義父さんが料理すべて作ってくれましたから。
正直に言います。
同居してから一度も米をといでません。
なぜってキッチンは元板前のお義父さんの領域で入れませんから。それに私、ネイルで米とげるような爪してませんけど何か?
こんな私に訪れた、第1関門は「運動会のお弁当づくり」!
新米ママがんばれ~~~!
恐れ入ります。実は料理は得意です。やってなかっただけですから。
ビール飲みながら、音楽聞きながら、テレビ見ながら、動画見ながら、ながら三昧で料理作るのが好きよ。
それに私、シングルマザーで起業していたママが朝から晩まで家にいなかったので、中学生の時から自分でお弁当作ってましたの。お弁当くらいお茶の子さいさいですわ。
第2関門は「文化祭のお弁当づくり」
これまた、余裕のよっちゃんイカだわ。任せとけ。ママって楽しいかも。おいしいって食べてくれる幸せ。ちなみに冷凍食品は使わない派。加工品もできる限り使いません。安心安全なお弁当にこだわってますの。
第3関門は「とつぜんのお弁当づくり」
「ママ、そう言えば今日お弁当だった~、セブンでもいいよ。」
「マジカ?!セブンはあかん。分かった任せとけ作ったる。」
無事、お弁当を持たせて学校に送り出しました。
ママ、新米のわりには以外とやるよね?
ママって楽しいかも!
長らく、ママから離れて男前女子を楽しんできましたが、今回急遽ママをやることになって気づいたことがたくさんある。
私、実は父性だけではなく、母性もあるかも!
男勝りで、家のすべての決済権を持って父性あふれる頼りある父親役をしている自分が大好きだった。
だけど・・・私ママをするのも好きかも。お弁当作っているとき、子どもたちがおいしって食べてくれる姿想像すると何だかキュンキュンするし。
まず、イヤイヤ言いながら家事をしていない。楽しめる。キッチンも清潔で常に整理整頓、衛生的にキープするのが楽しい ※娘どんがかなり手伝っている。
中学生のとき、なんで私だけママがお弁当作ってくれないの・・・と運動会の朝、憂鬱で泣きながらお弁当作っていた事を思い出す・・・それも必然だった!あのときの涙がお弁当づくりの原動力になって今役に立っとる。
お義父さんが大変なことになってしまったけれど、ママという時間を私にプレゼントしてくれた。これもまたきっと必然。
母親役、全うします。お義父さんの健康も守ります。すべて意味のないことなんかないよね。大変じゃない、これは全部私に色々なことを教えてくれるチャンスだ。。
ママをリスタート。楽しみます!