【シリーズ・この人に聞く!第22回】日本バレエ界の草分け的存在 牧阿佐美さん

編集後記

――どうもありがとうございました。牧先生はバレリーナ時代、月に1度滝に打たれてきたそうです。10年間ずっと、そうすることで雑念を捨て、集中力を養ってきたとか。ご存命だった指導者でもあるお母様が、「道端に咲く綺麗な小花に目が留まるように」と授けてくださった試練。それをきちんと受けとめて、やり遂げられた牧先生。その精神と体力は半端なものではありません。バレリーナは生まれながらに選ばれた一握りの人だけ、と思っていましたが、『選ばれた人=掴み取る力を育ててこられた方』なのですね。何しろ牧先生の実年齢をお聞きして驚愕でした。本当にお美しくお話しのされ方もキビキビと弾むようにリズミカルでした。「椿姫」、ぜひ拝見にうかがいます。これからもお元気で、益々のご活躍をお祈りしております!

取材・文/マザール あべみちこ

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