4月25日、ネパール中部を震源に発生した大地震の被害が拡大しています。被害者の多くは倒壊した建物の中で亡くなっています。世界遺産のダラハラ塔も倒壊し、そこだけでも200人の人が巻き込まれたと伝えられています。
観光シーズンでもあったので、ネパールには数十万人の外国人観光客が滞在していると言われます。また、5月後半の非常に限られたピークハント適期に合わせて、高地順応中だった1000人規模のヒマラヤ登山者のうち、ベースキャンプ付近だけで、地震によって発生した雪崩により17人の登山者、シェルパの死亡も確認されたそうです。日本人登山者の男性の死亡も伝えられました。
(3回目のエベチャレでネパール滞在中だったなすびさんは、無事な姿をFacebookで伝えてくれています)
首都カトマンズでは、交通や通信、電気、水道などのライフラインが寸断され、被害全容把握すら進まない状況と言われます。ニュースとして伝えられる内容は、余震が続く中、住民は屋外で寝起きしていること。食料が不足していること。とりわけ医薬品や医療体制圧倒的に不足していて、医療機関に重傷者が運び込まれても、手を施すことができないまま、多くの方が亡くなられていること。
海外のメディアのニユースの写真や映像には、日本の国内メディアでは伝えられることのない、被災地の現実(それもまさにいま現在の)が記されています。
美しいカトマンズの町の変わり果てた姿、余震に怯えながら野外生活を送るほかない人々の様子を見ていると、何かできることはないのかと思わずにいられません。国際赤十字赤新月社やユニセフ、Yahoo!基金など多くの団体で緊急募金が始まっています。
大きな組織に対する募金も必要ですが、いま非常に緊迫した状況に現地が置かれていることを考えれば、すでに現地での活動を始めている、あるいは現地入りの計画を進めているNPOやNGOに直接支援をした方がタイムリーです。
地震が起きる以前から、ネパールで活動してきた団体はあります。インドやバングラデシュなど近隣国で活動していて、この地震の救援活動に動き始めている団体もあります。普段から付き合いのある団体ではないかもしれませんが、まずはぜひ、検索を。そして一歩を踏み出しましょう。
現地活動を行う団体
支援等を行われる際には、団体の活動内容等について、ご自身でご確認の上、ご判断の上行ってください。(寄付の推奨や団体の活動内容を保証するものではありません)
まずは、「ネパール地震」「支援」「寄付」などのキーワードで検索を!
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