2015年3月19日 今日の東電プレスリリース

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その他の項目については新規事項なし

・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・淡水化装置 水バランスをみて断続運転中
・多核種除去設備(ALPS)ホット試験中
・増設多核種除去設備ホット試験中
・高性能多核種除去設備ホット試験中
・モバイル型ストロンチウム除去装置運転中
・第二モバイル型ストロンチウム除去装置運転中
・RO濃縮水処理設備運転中

地下水バイパス ~通算54回目となる海洋への排出を終了。排出量は1,395トン

3月18日午前10時16分、海洋への排水を開始。同日午前10時23分に漏えい等の異常がないことを確認。(既出)

同日午後3時51分に排水を停止。排水停止状態に異常のないことを確認。排水量は1,395m3。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年3月19日

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

3月18日のパトロールにおいて、タンクからの漏えいの兆候を早期に発見する目的で70μm線量当量率の測定を行っているが、新たな高線量当量率箇所(β線による70μm線量当量率)は確認されなかった。堰床部に雨水が溜まった箇所については、雨水による遮へい効果により引き続き線量当量率は低い状態となっている。また、目視点検によりタンク全数に漏えい等がないこと(漏えい確認ができない堰内溜まり水内を除く)、汚染水タンク水位計による常時監視(警報監視)においても異常がないことを確認。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年3月19日

H4エリア ~E-9、E-11、E-12を通常の監視頻度に

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。なお、H4エリア周辺地下水(E-9、E-11、E-12)については監視強化を行ってきたが、その後の分析結果において有意な変動が見られないことから、今回の分析をもって、通常の監視頻度に戻すこととする。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年3月19日

 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について (南放水口・排水路)|東京電力 平成27年3月19日
www.tepco.co.jp  
 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について(H4エリア周辺)|東京電力 平成27年3月19日
www.tepco.co.jp  
 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について(H4エリア周辺)|東京電力 平成27年3月19日(その2)
www.tepco.co.jp  

3月17日採取分のデータ(トリチウムを除く)

<E-1の全ベータ値>

3月1日採取 4,300Bq/L
3月2日採取 44,000Bq/L ※前日から10倍規模の上昇
3月3日採取 16,000Bq/L
3月4日採取 21,000Bq/L
3月5日採取 19,000Bq/L
3月6日採取 9,200Bq/L
3月7日採取 7,500Bq/L
3月8日採取 7,500Bq/L
3月9日採取 18,000Bq/L
3月10日採取 38,000Bq/L ※前日から2倍以上に上昇
3月11日採取 34,000Bq/L
3月12日採取 35,000Bq/L
3月13日採取 28,000Bq/L
3月14日採取 20,000Bq/L
3月15日採取 16,000Bq/L
3月16日採取 14,000Bq/L
3月17日採取 13,000Bq/L
3月18日採取 13,000Bq/L

H6エリア ~G-1でトリチウムが3,400ベクレル(3月17日採取)

<最新のサンプリング実績>
H6エリア周辺地下水(G-1)のトリチウム濃度が3,400Bq/Lと、前回値(3月10日採取分:200Bq/L)と比較して、有意な変動を確認。このため、H6エリア周辺地下水(G-1)について、3月19日改めて採取・分析を実施。その他の分析結果については、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年3月19日

<G-1のトリチウム値>3月17日採取
3,400 Bq/L
これまでの最高値:480 Bq/L(平成26年6月18日)

<G-2のトリチウム値は低めのレベルで推移>

2月26日採取 170Bq/L
2月27日採取 1,200Bq/L ※前日までとは桁違いに上昇
2月28日採取 610Bq/L ※前日から約半減
3月1日採取 220Bq/L ※急上昇以前の状態に近づく
3月2日採取 2,000Bq/L ※地下水バイパスの運票目標値をはるかに上回る
3月3日採取 1,600Bq/L
3月4日採取 1,700Bq/L
3月5日採取 900Bq/L
3月6日採取 960Bq/L
3月7日採取 4,800Bq/L ※前日までとは桁違いに上昇
3月8日採取 480Bq/L ※前日の10分の1に
3月9日採取 3,600Bq/L ※前日までとは桁違いに上昇
3月10日採取 1,100Bq/L
3月11日採取 1,800Bq/L
3月12日採取 1,300Bq/L
3月13日採取 2,200Bq/L ※前日から900ベクレル上昇
3月14日採取 4,300Bq/L ※前日の約2倍に上昇
3月15日採取 370Bq/L ※前日の約12分の1に減少
3月16日採取 320Bq/L ※前日からさらに減少
3月17日採取 290Bq/L

1~4号機タービン建屋東側

<最新のサンプリング実績>
地下水観測孔No.1-8およびNo.1-11(3月16日採取)のセシウム134およびセシウム137の値上昇については、今回の測定結果において、No.1-8は、前回値と比較して同等な値であり、No.1-11については、低下していることを確認。その他の分析結果については、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年3月19日

 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 | 東京電力 平成27年3月19日
www.tepco.co.jp  

1~4号機サブドレン観測井

新規事項なし

※「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」のページでの該当するデータ公開も行われていない。

地下貯水槽

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年3月19日

 地下貯水槽 分析結果(平成27年3月18日分)
www.tepco.co.jp  

3月18日分のデータでは、地下貯水槽ドレン孔水での最高値は「iの北東側」で97Bq/L。地下貯水槽漏洩検知孔水では「iの北東側」で78,000Bq/L。「iiの北東側」は3,500Bq/L。「iiiの北東側」で2,800Bq/L。「iiiの南西側」で4,300Bq/L。(ともに全ベータの値)

1号機放水路

新規事項なし

※「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」のページでの該当するデータ公開も行われていない。

関連データ(東京電力以外のサイト)

 [浪江]2015年3月(日ごとの値)主な要素 | 気象庁|過去の気象データ検索
www.data.jma.go.jp  

3月19日の降水量合計は14.0mm。気温は最高 11.2℃、最低 6.8℃ 日照時間 0.0
 最大風速 3.3 北北西 最大瞬間風速 5.5 北
3月18日の降水量合計は0.0mm。気温は最高 17.0℃、最低 4.5℃ 日照時間 7.4
 最大風速 4.7 東 最大瞬間風速 7.7 東

●最大風速とは10分間の風速の平均値である平均風速のうち、その日最大のもの。瞬間最大風速とは、文字通り瞬間ごとの風速の最大値。

以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成27年3月19日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太

【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
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