2014年11月14日 今日の東電プレスリリース

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 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水サンプリング箇所) | 東京電力 平成26年11月14日
www.tepco.co.jp  

1~4号機タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等(トレンド)を更新

ピンク色の「▲」が現在問題になっている1・2号機ウェルポイントの全ベータ濃度の変動。

最新のデータが高いピークを示しているのがわかる。10月9日採取分のサンプルでセ全ベータ、シウム134、セシウム137、コバルト60で過去最高を記録したNo.1-6(茶色の◆)以外は連続的な変動をしているのに対して、ピンク▲と茶色◆は際立っている。

※グラフの縦軸は乗数目盛になっている点に注意。グラフの上の方ほど変化がけた違いに大きいことを意味している。

 タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について|東京電力 平成26年11月14日
www.tepco.co.jp  

このグラフと、サンプルを取水した場所を見比べると、どこでどれほどの汚染が観測されているのかがわかる。

「http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/2tb-east_14111501-j.pdf」より
「http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/2tb-east_14111501-j.pdf」より

注目すべきは、ウェルポイントよりもタービン建屋側に位置して高い値を取っている
No.1-6(茶色◆)
No.1-16(黄色●)
No.1-17(黄色■)

その対照として、上記のポイントの近くなのに変動がそれほど大きくない
No.1(オレンジ色◆)
No.1-14(赤●)

そしてウェルポイントよりも海側の
No.1-8(明るい緑●)
No.1-9(暗い緑■)

繰り返しになるが、グラフの縦軸は乗数目盛なので、1目盛で10倍、2目盛で100倍になっている点は要注意。

1~4号機サブドレン観測井

冒頭2件目の特記事項はあったものの、この項目に関しては新規事項なし。

※「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」のページでの該当するデータ公開も行われていない。

地下貯水槽

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月14日

 地下貯水槽 分析結果(平成26年11月13日分)
www.tepco.co.jp  

11月13日分のデータでは、地下貯水槽ドレン孔水で最高値は「iの北東側」での210Bq/L。地下貯水槽漏洩検知孔水では「iの北東側」での72,000Bq/L。(ともに全ベータの値。1立方センチ当たりで発表された数値をリットル単位に換算)

関連データ(東京電力以外のサイト)

 浪江 2014年11月(日ごとの値)主な要素 | 気象庁|過去の気象データ検索
www.data.jma.go.jp  

14日の降水量合計は0.0mm。気温は最低5.6℃、最高16.1℃
 最大瞬間風速 15.2 西南西
13日の降水量合計は0.0mm。気温は最低6.1℃、最高16.2℃
 最大瞬間風速 19.5 西
●風速10~15メートルの風は、予報用語では「やや強い風」とされ、概ね時速~50km、一般道を走行する自動車に相当する強さの風。「風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない」と表現される(気象庁のHPより)
●作業現場等に設置されている吹き流しが水平になるのが風速10~15メートルの風で、10分間の平均風速が10メートルを超えるとクレーン作業は中止しなければならないとされる

以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成26年11月14日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太

【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」
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