1~4号機タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等(トレンド)を更新
ピンク色の「▲」が現在問題になっている1・2号機ウェルポイントの全ベータ濃度の変動。
最新のデータが高いピークを示しているのがわかる。10月9日採取分のサンプルでセ全ベータ、シウム134、セシウム137、コバルト60で過去最高を記録したNo.1-6(茶色の◆)以外は連続的な変動をしているのに対して、ピンク▲と茶色◆は際立っている。
※グラフの縦軸は乗数目盛になっている点に注意。グラフの上の方ほど変化がけた違いに大きいことを意味している。
このグラフと、サンプルを取水した場所を見比べると、どこでどれほどの汚染が観測されているのかがわかる。
注目すべきは、ウェルポイントよりもタービン建屋側に位置して高い値を取っている
No.1-6(茶色◆)
No.1-16(黄色●)
No.1-17(黄色■)
その対照として、上記のポイントの近くなのに変動がそれほど大きくない
No.1(オレンジ色◆)
No.1-14(赤●)
そしてウェルポイントよりも海側の
No.1-8(明るい緑●)
No.1-9(暗い緑■)
繰り返しになるが、グラフの縦軸は乗数目盛なので、1目盛で10倍、2目盛で100倍になっている点は要注意。
1~4号機サブドレン観測井
冒頭2件目の特記事項はあったものの、この項目に関しては新規事項なし。
※「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」のページでの該当するデータ公開も行われていない。
地下貯水槽
<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
関連データ(東京電力以外のサイト)
以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成26年11月14日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太
最終更新: