震災あえて後ろ向き⑥



花満開。



被災地には
沢山の花が咲く。



先日のＧＷも…
お盆なんか見事に…



そこは
遺族さんと亡人の聖域。



一斉に花が咲く。。



「ここに家があったんだよ。」

「ここだよ…」



今日も咲いてた。。



綺麗な花なのに
花の数が惨事を語る。




被災地を見にくるのも
いいかも知れない。。


シャッターを押し
残すのも良いのかも知れない。


だけどさ。


名も…
顔も知らない。
亡人に
花を手向けてみたら
どおだろう。。




そこに名とか…
顔とか…
関係ないよ。


屁理屈なんかいらないよ。




写真を撮ろうと思った。

遺族のばぁちゃんが
言ってた。。


「親族なんか
オラしか居ないはず…」


花を手向けた俺に言った…。



「アン(兄ちゃん)の他にも
誰か知らない人が来たようで…


ありがてぇな…じいちゃん…

じいちゃん…良がったなぁ…。」




俺も思った。。
「暖けえ人がいるんだな…」






【名前も言わねぇで
そんな事をこなす
暖けえ(あったけえ)人がいる。

名前も知らねぇ人に
花なんて…
取り憑かれちまうと
冷けぇ(しゃっけぇ)人が言う。。】






あなたは一体何をしに
この被災地に来ていますか？





ごめんなさい。
写真アップできなかった。
気持ちが落ち着かなくて。。

直接観にきてください。

クローズアップされない
御花畑を…。


そこに『生』があった事。
観にきてください。



紙がそばにあったから
写真の代わりに
画を描きました。。

新沼 暁之 - 忘れない311。⑦...2013.5.10の記事の再シェアです。..... | Facebook