いつも底抜けの笑顔で愉快な気持ちにしてくれる「こども∞感ぱにー（こどぱにー）」のメンバーたち。事務所のプリンターまでやってくれます。上記の引用はプリンター氏のつぶやき。

この後、プリンターにお布団をかけようなんて相談までしたそうです。ゆかいで楽しいこどぱにーですが、みなさん長野や大阪、北海道など各地から石巻にやってきて、こども達の遊び場や居場所づくり、地域に暮らすさまざまな世代の人たちの交流が行える地域の居場所づくりに取り組んでいる、超カッコいい方がたです。応援もよろしく！

今朝の冷え込みは半端じゃなかったようで、全国から東北に移り住んで活動しているたくさんの人たちが寒さを話題にしています。

・バスルームのあらゆる水滴が凍ってました。

・流しでまな板を洗って水切り籠に入れると見る間に水滴が凍っていく。

・お風呂場に干してたジャージがカチンコチンになってた。チョップすると痛い。

地元の方なら冬の寒さも知っているでしょうが、移り住んだ人たちはもっと大変かも。でも、地元の人たちにしても、山の方の仮設に引っ越したから寒いとか、毎晩のように玄関も窓も凍りつくから、火事になったら逃げられないんじゃないかと不安など話す人がたくさんいます。寒さを少しでも和らげようと壁全体にエアキャップを貼り付けている人もいます。電気代を節約するために昼間はできるだけ電灯をつけないようにしている人たちが、ものすごくたくさんいます。きっとちょっと寒いくらいではストーブを点けないんじゃないかと心配です。クルマがない人たちにとっては、灯油をどうやって買いにいくかも大問題です。

東松島の大曲浜の海の上では、「摘んだ海苔がその場で凍る」なんて話もありました。寒さは依怙贔屓なし。地元の人も移り住んだ人も、みんな寒～いんです。

それでも朝イチからしばらくすると、寒さに対する驚きのお便りに続けて、

「さあ、駐車場の雪かきをしなくちゃ！」とか、

「今日もショップオープン！」など、いつもの元気なコメントが飛び交い始めます。

みんな、たいへんだけどがんばってる。

がんばってるみたいだから、大丈夫なのかなといえば、そうではなくて、

たいへんだけど、がんばってるんだ。

驚きの寒さメールから、たいせつなことを思い出させてもらえた冬の朝でした。

「がんばってるみたいだから大丈夫なのかなといえば、そうではなくて、たいへんだけど、がんばってるんだ」――何度でも思い出して、忘れないようにしようと思います。

文●井上良太