『なでしこジャパン』の下の世代、『ヤングなでしこ』の存在を知っていますか?U-20代表と呼ばれている20歳以下の若い選手達です。2012年8月19日より、FIFA U-20ワールドカップが日本で開催されました。各選手はこの大会で自分の力をアピールし、ビッグクラブへの移籍やA代表への選出を目標にしています。今回はセンターバックの一角として活躍する土光真代選手のプレースタイルに迫ります!
【土光真代】どこう・まよ
国籍:日本
生年月日:1996年5月3日(16歳)
出身地:埼玉県戸田市
身長:163cm
体重:49kg
在籍チーム 日テレ・ベレーザ
ポジション DF
背番号 23
16歳でレギュラーを掴んだU-20ワールドカップ
ヤングなでしこ最年少プレーヤーの土光真代は1996年5月3日生まれの16歳。今年9月に行われるU-17ワールドカップの出場権を持ちながら、U-20ワールドカップに飛び級で選出されたことが話題になりました。所属チームの日テレ・ベレーザではセンターバックの一角としてレギュラーを確保。なでしこジャパンでディフェンスラインを統率する岩清水梓とコンビを組んでいます。今回のU-20ワールドカップでは予選リーグから決勝トーナメントまで全6試合に先発出場を果たし、高い守備能力を発揮して日本の銅メダル獲得に大きく貢献しました。
高校生とは思えない落ち着きと守備能力の高さ
キリリとした顔立ちで男性ファンから多くの人気を集めた土光真代。とても高校1年生とは思えない落ち着いた表情とクレバーなプレーが特徴的です。ディフェンス面では1対1に抜群の強さを誇り、フィジカルの強さとスピードを生かした粘り強いマークで攻撃を封じ込めます。鋭い読みからボールへの寄せが早く、フォワードに前線でボールを持たれても自由に前を向かせません。
マンツーマンで間合いを測るのが上手く、相手が前に出た瞬間に体をぶつけてボールを奪い取る技術を持ちます。若いながらも守備を統率する力に長けており、的確なコーチングと冷静な判断力でディフェンスラインを操作します。足元のテクニックも優れており、正確な技術で左右にボールを蹴り分けるキック精度を持ちます。パスミスが少ないのも特徴で、視野の広い確かなビルドアップでセーフティーなパス交換を選択します。
総括
若干16歳とは思えない質の高いプレーから、岩清水2世との呼び声も高い土光真代。スピード、フィジカル、ラインコントロール、パスセンスとセンターバックに必要な全ての能力を兼ね備えたディフェンスのオールラウンダーです。なでしこジャパンはセンターバックの人材不足に悩んでいるだけに、2015年の女子ワールドカップに向けて、10代でA代表に選出される可能性は十分にあると思います。