抗精神病薬の服用が始まってから、くすりの増量、新しいくすりの追加という「3ステップめ」で娘はすごくよく寝てくれるようになったのですが、そのときチラッと書いたように「空腹時のパニック」がとてもひどくなってしまいました。
ぐっすり寝てくれた朝、起きていきなり「近所の人が勘違いして通報しちゃうかも」というほどの大声を出し、上半身を前後に激しく揺さぶることがほぼ毎日つづきました。夕方の空腹時にもそうなることが増えてしまいました。
「暴れなくなるけど夜中に起きる(わたしたちが起こされる)」か、それとも
「暴れるけどよく寝てくれる(わたしたちがまともに眠れる)」か
この2択だったら後者を取る、あの寝不足の日々はもう経験したくないから寝てくれるのが優先かな…なんて思ってはみたものの、実はもうひとつ、ここでは書けない困りごとも増えてしまい、何かを変えないとイカンと思ったのです。
原因は「新しいくすり」かも
毎日スケジュール共有アプリに記入している娘の状態を振り返ると、娘が劇的によく寝てくれるようになったのも、空腹時に暴れるようになった+新しい困りごとが増えたのも「新しいくすり(2つめの抗精神病薬)」の服用を始めた時と一致します。
このくすり、主治医の先生の考えで通常よりかなり少なめの処方から始めたので「こんなに少量でこんなに影響があるの?」とは思います。しかし思い当たる原因がこれしかないので、先生に「このくすりをちょっと減らして様子をみたい」とお願いしてみました。
そもそもが調剤してくれる薬剤師さん泣かせの微量なのですが、そのさらに微々たる量である2割を減らすことになったのです。
良くも悪くも
あれからもうすぐ1カ月になります。結果から言いますと
「新しいくすりをちょっと減らしたら、食べ物の催促の強度はちょっと弱まって、新しい困りごともちょっとマシになったけど、良く寝てくれる日はちょっと減った」
です。
食いしん坊は相変わらずでも、のけぞって暴れるようなことはほぼなくなり(でも叩かれることはよくある)「娘はしたい」VS「わたしたちはしてほしくない」の勝負はそのまま「成人女性と同じサイズ&手加減を知らない娘」VS「老いていく親」の力勝負となりました。どすこいどすこい。
今のところ週に2回ほど計ったように3時半ごろ起きてしまいます。でもほとんど毎日起きていた頃に比べれば全然ましです♪
夜中に食べ物の催促がある時は何かしらの形で応えないと怒りだしますが、放っておいて大丈夫な時と半々ぐらい。なのでわたしたち親の体調も日々改善されつつあります。
ということで、新しいくすりの量はこの「2割減」を続けることにします。
新学期は上々のすべりだし
そんな娘は4月から特別支援学校中等部の2年生になりました。
最近の目立った変化としては
・指差しと言葉だけによる指示を理解して実行する場面が増えてきた
・ガマンしたり待てたりすることがさらに増えてきた(ただし家以外で)
・言葉の意味は分かっていないが、場面にふさわしい言葉が出ることが増えた
などが挙げられます。
うれしいのは、とても相性の良かった中1年時の担任の先生2人のうち、1人の先生には今年も担任してもらえること。
そして、新しい先生にも持ち前の人懐っこさ(絡みつきすぎるけどw)でかわいがってもらい、笑顔で過ごせるといいね♪