夏休みに広島へ行きたいと息子が言ってきたため、家族5人で広島平和記念公園と広島平和記念資料館を回ることにしました。
今回はガイドをお願いした平和記念公園のお話です。
コロナ禍のガイド
私達家族がお願いしたのは「ヒロシマ ピース ボランティア」のガイドです。
当日の申込みでしたがお願いすることができました。
本来ならば広島平和資料館の館内を展示解説をしていただけるのですが、コロナ禍ということで残念ながら平和記念公園及び周辺の慰霊碑等の解説となりました。
ガイドの方も、「本当は資料館を案内したいんだけどね」とおっしゃっていました。
広島はなかなか手軽に行ける場所ではないので、コロナによってお話を聞く機会を奪われるというのは残念です。
平和記念公園
私達が案内してもらう平和記念公園は地図の三角の部分です。
T字の橋をめがけて爆弾を落とし、ずれた場所に着弾したそうです。
まず案内してもらったのが「原爆死没者慰霊碑」。
ここは原爆で犠牲になった人を慰霊をするための場所だそうです。
慰霊碑の中の石碑には、「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」と書かれていました。
「原爆の子の像」です。
2歳の時に被爆した佐々木禎子は白血病により中学1年生で亡くなりました。
同級生たちが「原爆で亡くなったすべての子どもたちのために慰霊碑をつくろう」と呼びかけてこの像ができたそうです。
まわりには全国から集まった鶴が置かれていました。
次は「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」。
考えたこともなかったのですが、原爆でなくなったのは日本人だけではなかったそうです。
約5万人の朝鮮半島の人々が被爆して、そのうち約3万人が亡くなったとのことでした。
「平和の鐘」です。
鐘の表面には、国境のない世界地図が描かれていて、「世界は一つ」という願いが込められているそうです。
まとめ
記事にした以外にも慰霊碑は数多くありました。
多くの人や国の平和への願いを感じる場所です。
ただし、最初のガイドさんの言葉に戻るのですが、コロナによってガイドさんが本当に伝えたかった場所を案内してもらうことができませんでした。
コロナ禍の感染対策は重要だとは思うものの、じゃあ伝えることを制限するほどのことなのかというと疑問に思ってしまいます。
日本全体がコロナ中心に回ってしまっています。
それが3年もの期間続いています。
自分たちの日常をいつどのように取り戻すかを真剣に考える必要があるのではないでしょうか。
一生のうち今しかお話を聞く機会がないかもしれません。
ボランティアの方が早く通常の活動ができるようになることを願っています。
この後、平和記念資料館で講演を聞いて館内を見学しました。
こちらは壮絶としか言えない悲惨な光景が広がっていました。
ボランティアの方から広島平和記念資料館の展示解説をしていただきたかった。
残念。。。