一般的に、自然災害に備えは、0次、1次、2次の3段階に分けて準備することが推奨されています。
【0次】
・家の耐震基準を満たす(1981年6月以前の旧基準の建物)
・家具を固定する
・防災ポーチを携帯する
・生き残るためのものと、外出先から自宅や避難所に辿りつくために必要なものを入れておく
【1次】
・地震などの自然災害発生時、屋外へ逃げる際に持ち出す袋
・1日生き延びるためのものを入れておく
・迅速に持ち運べるようにできるだけ軽くしておく
【2次】
・自然災害がある程度収まってから、家に取りに戻る袋
・3日間生き延びるためのものを入れておく
自然災害はいつ、どこで起こるか分かりません。
私の場合、家にいる時間と外出している時間を比較してみると大体半々くらいです。自然災害の2回に1回は外出時に発生することを考えると、外出先から自宅、避難所に無事辿りつくための0次の備えが非常に大事になってきます。
そこで今回は、外出先での被災に備え、0次の防災ポーチを準備することにしました。以下で私が準備した防災ポーチの中身を紹介していきます。
小銭
熊本地震のとき、電子マネーが使えなくなり、現金でないと買い物できなかったと聞いたことがあります。もし携帯電話が繋がらなくなった場合、公衆電話を使用する場合にも必要になります。
LEDライト
暗闇で足元に灯りを照らすときに必要です。携帯電話にもライト機能がありますが、電池残量が目に見えて減っていくのは不安になります。電池を無駄遣いしないためにもLEDライトを携帯した方がいいと思います。
笛
建物が倒壊して生き埋めになったり瓦礫の下敷きになってしまった時や、近くでけが人が出た時に周囲に助けを呼ぶのに必要です。少ない吐息で大きな音が出せるので、体力を消耗せず助けを呼び続けることができます。
携帯トイレ
避難所で一番困ったのはトイレだったと言う声をよく聞きます。入れるのは止められるけど、出すのは止められません。帰宅困難時に公衆トイレが使えないときのためにも1つは用意しておくと安心です。
モバイルバッテリー
災害時に、携帯電話は外出先からの重要な連絡手段です。外出先から自宅や避難所に辿りつくまでの電池を充電できればいいので、1回~2回充電できる軽量なものを用意しておくのがいいと思います。
携帯バサミ
携帯バサミはおもに救急用に役立ちます。ちなみにサバイバルナイフを持ち歩くのは刃渡りの長さに関わらず銃刀法違反または軽犯罪法違反になる可能性があるようです。特に災害でみんなが不安を感じているときに、いきなりサバイバルナイフを取り出すと周囲に更なる不安感を煽ることになりかねません。刃渡り6cm以下のハサミでポーチに入れておけば持ち歩いても問題ないと思います。
筆記用具
メモを残したり、入手した災害情報、交通情報等を書き込むのに必要になります。筆記用具は防水のものがおススメです。いざという時にメモが残せない、せっかく残したメモが滲んで読めないといったことが起こらないよう、油性ボールペンと防水メモ帳がおススメです。
常備薬
意外と忘れがちなのが常備薬です。私の場合は頭痛持ちということで、安心のために頭痛薬を防災ポーチに入れて持ち歩くことにしました。
以前、私は1次と2次の区別がついておらず非常持ち出し袋が一緒くたになっていたので、別々の袋に分けました。