自閉っ子の冬休み・2019-2020

ここ数年の年末年始は、娘の機嫌がすごく悪かったです。

「季節の変わり目は機嫌が悪い」の決定版として「やっぱり年末年始って大きな季節の変わり目なんだな」という理由をつけて自分を納得させようとしてきましたが、悪いものは悪いので例年冬休みはそれほど楽しみな行事ではありませんでした。

しかし、結論からご報告しますと今回は「おおむね良好」でした。

元旦の朝にひと悶着

元旦の朝、実家に出かける時間が近づいてきたのでiPadを取り上げたのがいけなかったのか、かんしゃくを起こしてわたしの服の袖に噛みついてきました。

そのとき、何か引っかかるような感触があったあと畳の上に白いものが落ちました。娘の歯です。

力いっぱい噛みついたことで抜けかかっていた乳歯がポロっと落ちただけなのですが、娘は「何か失敗した」と思うようで、大声で泣き始めました。ちょっとしたことで怒る娘も、実は涙を流して泣くのはかなり珍しいことです。

歯が抜けた違和感と血の味が気持ち悪いらしく娘はますますパニックに。それが20分ぐらい続いたでしょうか。でもそのうち血が止まるとだんだん落ち着いてくれました。

テレビを見ながら片手間でお正月用の花を生ける(花を渡すとオアシスに刺してくれます)娘

突然の音や光(まぶしいのが苦手)をきっかけとした細かいかんしゃくは避けられないので「まるまる1日ずっとゴキゲン」という日はありませんでしたが、休み中の大きなパニックは歯が抜けた時の1回ぐらい。時間の割合からいくと「機嫌のいい時間が長かった」のが率直な実感です。

外的要因として例年と違う点は見当たらないため、昨年の春休み頃から始まった「ちょっと落ち着いてきた」傾向がそのまま定着しつつあるのかも知れません。だとしたらうれしいことです。

ことしの課題

年末にもご報告した「ズボンをまくり上げる」こだわりは続いています。

夜中に起きるのはほぼ毎晩になってしまいました。

あと、休み中から朝食ではお米を食べなくなってしまいました。何も考えずにしらすか納豆を出しとけばモリモリ食べてくれた頃が恋しいです…。

しかし年明けには放課後等デイサービスに娘を預け「パパママ業をお休み」する時間を作ってリフレッシュすることができました。

娘はきょうから新学期。朝いつもどおり「学校スイッチオーン!」と声をかけると自分で玄関へ行き、バス停ではスクールバスに颯爽と乗り込んでいきました。娘もわたしたちとずっと一緒の長い休みにはうんざりしているのかも知れませんね(^_^;)。

さあ2020年です。どんな楽しいこと困ったことが待ち受けているかわかりませんが、コツコツと毎日を積み重ねていきます。ことしもよろしくお願いします。

休み中、娘がいちばんいい顔をしたのは富士宮へ焼きそばを食べに行ったこの日でした(*^-^*)