体験から学ぶ Part4 ~古代の稲刈りを再現しよう!~

7月に自然農法で田植えをお手伝いした長男の友人から、「稲刈りをするから一緒にやろう」とお誘いがきました。自然大好き、農業大好きな長男は2つ返事で「行く!」と即答。しかも今回は、『ある事』を試してみたかったようです。

長男の試してみたかったこと

長男の試してみたかったこと、それは夏休みに手に入れた『黒耀石での稲刈り』です。現在進行形で縄文ブームな長男はノリノリで出かけました。

長男の友人が育てていたのは古代米。古代米を古代の手法で刈り取るということに、目をキラキラさせる長男。なぜか友人も興奮気味でした。

古代の稲刈り

稲刈りと言うと、稲の根元から刈り取るというイメージが一般的かもしれません。私もそれが当たり前だと思っていました。しかし黒耀石のナイフでは根元から刈り取るには、かなり苦労しそうです。

そんなことを想っていると、友人が「稲って根元から刈らなくちゃって思っていたけど、そのナイフじゃ無理だよね?穂本だけ刈り取ろう。」と提案してくれたのです。

友人は、刈り取り、脱粒や脱穀も手作業なため、あえて根元から刈り取る必要もなかったそうです。

こうなると労力も4分の1以下です。腰をかがめることもしなくていいし、最小の力で済みます。「古代の人たちはこんな風に稲を刈っていたのか・・・」と思いを馳せながら作業をすると、また楽しさも倍増でした。

ちなみに長男は黒耀石ナイフを一瞬使っただけで、あとはカマを使っていました。文明の力は、やはり偉大ということでしょうか(笑)
黒耀石ナイフは一度使ったきりでお蔵入りになってしまったのでした。

稲刈り体験で得られるもの

このような体験は、学校ではなかなか経験することができません。

毎日食卓に並ぶご飯がどのように出来ているのか。農家さんはどうやってお米を作っているのか。昔の人はどうやってお米を作っていたのか。お米を作ることの大変さ。収穫することの喜び。ご飯を当たり前に食べられることのありがたみ・・・。

稲刈り体験を通して、誰かから聞いた知識としてではなく、様々なことを肌で感じ、経験値として自分の中に残ります。

長男にとっては、リフレッシュにもなり、良いこと尽くしの稲刈り体験になりました。

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