編集後記
――ありがとうございました!本田先生のユニークさは、先生ご自身も軽度の発達特性を自認されていらっしゃること。私自身も凸凹激しいため、取材時は安心して根掘り葉掘り質問させていただきました。苦手なことを認識し、得意なことを伸ばせばよい。矯正せずに持ち味をいかしながら、さまざまな人が共生する世の中でありたいと改めて感じました。
2019年9月取材・文/マザール あべみちこ
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このページは株式会社ジェーピーツーワンが運営する「子供の習い事.net 『シリーズこの人に聞く!第165回』」から転載しています。
本田秀夫 著
SBクリエイティブ
定価 880円(税込)
発売日 2018/12/6
発達障害とは、なんらかの機能や能力が劣っているのではありません。「病気」というよりも、「選好性の偏り」と考えるほうが、ずっと当事者の理解に役立ちます。「選好性」とは「~よりも~を優先する」という心の志向性です。たとえば「対人関係よりもこだわりを優先する」「じっとしていることは苦手だが、思い立ったらすぐに行動に移せる」…そんな視点から発達障害を理解し、無理に「ふつう」に合わせなければ、生活の支障は起こりにくくなります。発達障害の人の行動や心理、支援の方法までを解説。