おばあちゃんがやって来た!

私のおばあちゃん

この冬、一人暮らしをしていたおばあちゃんが九州からはるばる静岡へ引っ越してきました。90歳を超え、色々と不便がでてきたからです。

施設ではなく実家で父母と共に生活をすることになりました。今までずっと一人でいたおばあちゃんが人と暮らすことはわずらわしい部分もあるんじゃないかと思っていましたが、子供たちを連れて行くと、とても喜んでくれました。

「いつも写真で見ていた光景を目の前で見ることができるとは思わなかった。」

ニコニコしながら、おばあちゃんはそう言います。

ただ、子供たちが遊んでいる姿を見ているだけでも幸せを感じてくれているようです。とても嬉しくなります。

子供たちもおばあちゃんが来たことをとても喜んでいて、今までは遠くに住んでいてなかなか会えなかったおばあちゃんと、毎日会えるのが嬉しいようです。

そんなおばあちゃんを囲んで、昨年は実家でクリスマスパーティーを開きました。甘い物大好きなおばあちゃんと一緒に皆でわいわいケーキを食べて、いい思い出を作って少しでも静岡へ来てよかったと思えるようになってほしいと思ったからです。皆から大事に想われていることを、たくさん感じてほしいと思います。

長男が飾りつけしたケーキ

私の悩みごと

私にはもう1人、皆から大事に想われていることを伝えたい人がいます。おばあちゃんのお姉さん(大伯母)です。たった二人だけの姉妹ということでとても仲が良く、毎日のように電話で話をしているようです。

私も大伯母と電話する機会も多く、近くに住んでいた妹が遠く静岡に引っ越して「今生の別れ」となってしまい、淋しくて仕方ないと泣いているのも知っています。この大伯母の淋しさを何とか解消できないものかと、色々考えてはいるものの、どれも現実的ではなく頭を抱えてばかりいます。

最近話題のスマートディスプレイやテレビ電話で、お互いの顔を見ながら話ができたら、少しはお互いの存在を近くに感じることができるのではないか、と思うのですが色々問題があり躊躇しています。

・大伯母をサポートできる人がいないため簡単に使えないのではないか
・機材を設置に長崎まで行かないといけない
・不具合があったときにすぐに対応できない
・施設の環境の問題
・機材の準備や環境構築にお金がかかる
・施設が対応してくれたとしても料金が発生する
・情報漏洩の心配
・大伯母の家族が他人が世話をすることを不快に思わないか
・大伯母が祖母との境遇の違いで余計に気落ちしないか etc...

できることなら何でもやってあげたいのですが、家族ではなく親族という立場上、踏み込み過ぎて逆にトラブルになってもいけないので、おばあちゃんに相談しながら二人にとって良い方法を考えてみようと思います。