【復興支援ツアー2018レポート】東北の魅力に触れ、復興を学ぶ旅 by orangeoor18

松島には4大観という4つの風景ポイントがあり、そのうちの1つである多聞山から見る表松島

最後に向かったのが、まちの高台にある七ヶ浜国際村という今年で25周年を迎える文化施設です。

海が見えるコンサートホールや、水に浮かぶ屋外劇場などとても珍しいつくり。ここは震災時に避難所として使用されました。

今回は特別にホールと同様に海を眺めることができるテラスを見学させていただきました。そこから見える空き地は観光地としてさらに魅力を高めるべく、人が集まる施設に活用されるかもしれないとのことです。

七ヶ浜のガイド終了後、仙台駅に向かいレンタカーを返却。

無事、旅を終えることができました。

旅を終えて

今回も東北の沿岸部を回らせていただきました。

昨年は比較的大きな市町でしたが、今回訪れたまちはまた違った良さがあり
震災被害の様子や復興状況でさまざまな発見がありました。

災害による被害の大きさを表す数字は浸水面積、損壊家屋、死者、怪我人の数などさまざまです。その中でも特に目に留まるのは、やはり死者数だと思います。
亡くなった方の数が多いほど情報の量も多く、全国の人に伝わる可能性が高まりますが、逆に亡くなった方がいるにもかかわらず、少ないと情報量も減ってしまいます。

訪れた町は大きな市町と比べて津波浸水率(町全域のうち浸水した面積の割合)が高く、多くの家が損壊しているのですが、情報の量は劣ってしまいます。(恥ずかしながら、私も訪れる前は知らない情報ばかりでした。)

それぞれのまちでどんなことが起こっていたのか、震災から得られた教訓、復興を目指す人の活動など知るべきことがまだまだあるのではないか。と思えたツアーでした。

また、初めて訪れた福島県の沿岸部では無傷の空き家や汚染土嚢など、原発事故の影響が未だに受けている場所もありましたが、復興に向かって着実に進んでいる場所も見ることができました。

今回の訪れた地域では震災前のまちに戻すだけではなく、さらに進化させたまちにするための取り組みや施設が印象的でした。

復興の捉え方はさまざまですが、このように過去と向き合いながらも、元に戻すという意識ではなく、新たにつくるという意識とその一つ一つの取り組みが復興には重要なことだと思いました。

旅費

<交通費>
・新幹線
往路 三島→郡山(自由席)
11,350円×2=22,700円
復路 仙台→三島(自由席、仙台→東京区間は指定席※はやぶさ)
14,750円×2=29,500円

計 52,200円

・レンタカー(7/28 10:30~7/30 14:00)
レンタル料 21,276円
ガソリン代 4,244円

レンタカー

・有料道路
1日目:郡山東IC→いわき湯本IC(磐越自動車道→常磐自動車道)1,370円
1日目:いわき湯本IC→広野IC(常磐自動車道)760円
2日目:いわき中央IC→新地IC(常磐自動車道)1,950円
2日目:名取IC→仙台港北IC(仙台東部道路)320円
※全てETC料金

計 4,400円

【1日目】郡山東IC→いわき湯本IC
【1日目】いわき湯本IC→広野IC
【2日目】いわき中央IC→新地IC
【2日目】名取IC→仙台港北IC

<宿泊代>
1泊目 月へと照らす海の道 ホテル花天(夕・朝食あり)
    18,360円×2名=36,720円
2泊目 SHICHI NO RESORT(食事なし)
    7,500円×2名=15,000円

計 51,720円

<食事代>
・1日目
昼: 2,360円(いわきFCパーク)

・2日目
昼: 2,800円(荒浜にぎわい回廊商店街)
夕: 6,000円(SHICHI NO CAFE & PIZZA アクアコース)

・3日目
朝: 3,600円(塩竈水産物仲卸市場)

計 14,760円

<その他>
・楢葉町 ならはふるさと案内 3,600円(ガイド料3,000円、参加費300円×2名)
・やまもと語りべの会 5,000円(乗用車の場合)
・かだっぺ七ヶ浜 被災地ガイド 3,500円
・お土産代等 20,000円

計 32,100円

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■合計
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交通費 82,120円
宿泊代 51,720円
食事代 14,760円
その他 32,100円

-------------------------180,700円