「なぜ自分はこんなに相手に尽くしているのに、相手は自分の事をまったく評価してくれないんだ。」あるいは、「なぜ期待に沿ってくれないばかりか、期待を裏切るような行動をするんだ。」と相手を責めたくなるようなことはないでしょうか。
この書籍では、それらの問題の原因が自分自身にあること、自分の作り上げた小さな「箱」にあることが書かれています。
著者のアービンジャー・インスティチュートという研究所では、この小さな「箱」がビジネスや家庭生活でのあらゆる人間関係のトラブルの原因となっていると考えています。
アービンジャーとは
当社は長年研究と現場で培った経験と知識をもとに、トレーニング、コンサルティング、コーチングなどを行っています。それらを用いて、組織、個人、チームが陥りがちな自己主義(アービンジャーでは、「箱」、や「内向きのマインドセット」と呼んでいます)を脱却し、求める結果を達成できる「外向きのマインドセット」を身に着ける手助けをしています。アービンジャーのプログラムは、行動学・心理学の分野における45年の研究、そして35年を超える世界中の組織との共同経験をベースに作られています。
この書籍には、さまざまな人間関係のトラブルを引き起こす原因となる小さな「箱」の中に入ってしまうキッカケ、それがどんな理由で問題を引き起こすか、そこから外に出るにはどうすれば良いのかが書かれています。
ビジネスや家庭生活などで人間関係のトラブルをまったく抱えていないという人はまずいないと思います。それだけ世の中には、この小さな「箱」がウイルスのように蔓延しているということでしょう。ウイルスは人から人へと感染します。小さな「箱」も同じです。もしかしたら自分が小さな「箱」を蔓延させている張本人かもしれません。
この書籍は読めば、小さな「箱」が自分とまったく無関係な物でないことが分かると思います。ぜひ一読をお勧めします。