「甘えさせ」と「甘やかし」

我が家の定番の悩みどころ。どこまでが甘えさせで、どこからが甘やかしなのか・・・。

わが子はかわいいし、子供の気持ちは余すことなく受け止めてあげたいと常々思っています。しかし、何でもかんでも子供の言うことを聞きすぎて下僕化しているのも事実です(妻にもお叱りを受けます)。

息子は言うことを聞かないと手が出てくる場面も出てきたので本気で何とかしなくては・・・と思うようになってきました。

「甘えさせ」と「甘やかし」の違い

そもそも甘えさせと甘やかしの違いは何でしょうか。

・甘えさせ
子供が不安な気持ちを抱えていて安心感を求めているとき、それを受け入れること

・甘やかし
親の都合。泣かれると嫌だから言うことを聞く状態

私の場合、甘やかしが多いのが現状です。子供の要求に何も考えずに答えてしまっています。泣かれるのが嫌だから、騒がれるのが嫌だから言うことを聞いてしまいます。しかし要求の裏に隠された子供の気持ちを読み取らなければ、いつまでも無理な要求に応え続けることになってしまいます。

甘やかしが続くと

甘やかし、つまり親が何でもしてあげていると主導権が子供に移ってしまいます。我が家は正に!です。親が動かないことに怒り出し、攻撃も入ってきます。

何でもかんでもお世話してほしい息子。しかし、してあげてばかりでは自分でやる体験が不足し、成功体験も不足してしまいます。結果、自己肯定感が低いままになってしまいます。息子のためにも甘やかしは控えないといけません。

子供の想いを受け止める

「甘え」というのは、あまりポジティブなイメージがないように思いますが、特に小さな子供の場合はこの甘えが大事なんだそうです。甘えさせてばかりいると自立できなくなるんじゃないかと思いつい厳しくしてしまいがちですが、甘えは成長の証しでもあるそうです。

息子が「甘え」を表現するとき、「ママ大好き」や「ちゃーちゃん大好き」とストレートに言ってくれます。妻も「ママも~のこと大好き」とそれに応えます。

私は初め「ちゃーちゃんも~のこと大好き」と言うのが恥ずかしく、さらっと「ありがとう」と言っていました。でも子供の想いを受け止めるということは、ちゃんと目を見て大好きだよ、と応えてあげることだと悟りました。そしてちゃんと抱きしめてあげることも。

子供がいつでも甘えられる環境を作ることで、子供が安心感を得ることができていれば、もし道から外れるようなことが起こったり、思い通りに行かず挫折するようなことがあっても、また戻ってくることができるのではないかと思います。親に気持ちを受け止めてもらえない子供はそれが難しいと思います。

自分から見て妻は「甘えさせ」と「甘やかし」をしっかりと区別し、上手に子育てをしているように思います。私は息子に「ちゃーちゃんは言ってることをちっとも分かってくれない」と言われることがあります。私の子育ては正直まだまだ手探り状態です。

でも父親だからこそできることもあると思います。母親とはまた違った父親という立場から物事を見、子供たちと考え、共感し、わがままの裏にある感情と向き合っていきたいと思います。