先日、住んでいるマンションで行われたお祭りに初めて「参加」しました!
これは、お祭り会場に遊びに行ったということではなく、実際にお祭りの運営に携わったということです。
これまで、「なんか今日マンション内でお祭りやっているみたいだから、ちょっと行ってみようか」といったのりで、かき氷やビールを買ったことはあったのですが、特に知り合いもいないため「買って終わり」という感じでしたから、「参加」したのは今回が初めてと言えます。
出店のレパートリーはかき氷に焼きそばに、フランクフルトに生ビールに、というよくよくお祭りで見かけるラインナップ。
しかし自分が担当したのはそういった飲食店ではなく、飲食店で商品と引き換えることができる食券を売るコーナーでした。
各店舗では現金による直接販売をしていないため、どのお店の食べ物を買うにも食券売り場で食券を購入する必要があります。
そんなわけで各店舗に行く前にみんながこちらに来ます。
のべ200人以上のご近所さんにあいさつをした結果
2時間ほどの販売でしたが、延べ人数としては老若男女200人くらいは来てくれたでしょうか。
販売という形ではありますが同じマンションに住む住人のため、「いらっしゃい」ではなく「こんにちは」で声をかけます。
マンション内の知り合いが少ない自分でしたが、その「200人とのあいさつ」はなかなかの発見がありました。
「あの毎朝ジョギングしているおじさんは同じマンションの住人だったんだ」とか「あのコンビニの店員さんもこのマンションの人か」とか。
そしてお祭りが無事終わったその後。ちょっと変化がありました。
近所を歩いていると面識のない方からあいさつをしてもらえる機会が少し増えたのです。
どうやら自分は覚えていなくても(すみません・・・)、「食券売り場のおじさん」の顔を覚えてくれていた人は大勢いらっしゃったようで、自分の顔見せという点において、食券売り場は抜群の宣伝効果(?)があったようです。
同じ時代、地域に住む人との出会いを大切にしたい
自分がここに引っ越してきたとき、隣やお向かいなど数件のおうちにはごあいさつに行きましたが、ごあいさつをしてもそこまでです。
今思い返してみると、すぐ近くの方々以外は特に改まってごあいさつをする機会がないため、なかなか仲良くなるチャンスがなかったのが正直なところです。
もちろん努力次第でいくらでもよくすることができると思いますし、実際にすぐに近所の人気者になってしまう人もいると思います。
ただ、自分のようなちょっと内向的で、「なんか見たことないやつが突然なれなれしく話しかけたら嫌だろうなあ」と気にしすぎる人間では、なかなかそうはいきません。
これは受け入れる側がもっと気を使うことでもう少し現状を改善できるような気がします。
「住みやすい場所」にするための大きなポイントの一つは「そこに住む人たちと打ち解ける」ことであると思いますが、それが今は軽視されていると感じます。
同じ時代、同じ地域に住む人達との出会いはある意味奇跡です。そんな出会いを大切にしなければいけません。
自分の近くに引っ越してきた人がいたら、積極的にコミュニケーションを図って力になりたいなあ、と思います。
そんなことを一人考えたお祭り参加でした。