――同感です!単語の数や発音の美しさは後ですよね。では習い事を考える同世代の親、読者へのメッセージをいただけますか。。
お母さんもキツキツで、もう精神的にイッパイイッパイな人がいます。強要する、押し付けるような習い事なら、させないほうがいい。もしくは強要されていると子どもが思わないようにしてあげたらいいんじゃないかな。楽しく遊びにいく感覚で、習い事はいいと思う。楽しくなかったら身につかない。楽しいと興味がないことでも身につく。キャンプに行く、遊びにいく感覚で習い事は行かせています。週1回ある英語教室の通学リュックの小さいポケットには、お菓子を入れて。レッスンが終わったら、お友達とお菓子を食べながら帰ってくる時間が楽しい。そういう時間があるから、英語教室へ行ってることは苦痛でもなんでもなく、その前後の時間も楽しめちゃう。
水泳も同じで終わってから集まって、ゲームやったり、野球やったり、公園で遊んでくる。セキュリティ的に心配だけど、子どもを信じて、その楽しさをいまは充実させてあげたい。習い事はその時間の前後が、実はすごく大事なんじゃないかな。親がそう捉えていれば、ギスギスしなくていいじゃない。学んでくるのは何メートル泳げたかじゃない。そうじゃないところが大事なポイントで、子どもの脳や感性、感受性は育っている。
――でも月謝を払っているからには、何か身に付けてきてほしいって思っちゃいますよね。
それはそうです。でもその効果は習い事そのものではなく、その前後の時間すべて。もっと長い目と広い視野での投資と捉えれば、イライラしないし、幸せと思えるようになりますよ。習い事以外の時間を楽しいと感じたら、まじめにやってくるから不思議です。子どもでもその日の精神状態がある。なんか楽しいと思っていることは、よし頑張ろう、できるぞとなる。
――千葉さんはお仕事多忙なのに、お家に帰ってご飯つくったりもされる。
うちはパパがすごく家事ができるので、料理もほとんど8割は彼、2割は私。お家でご飯は誰が作る?と学校で話題になった時、ほとんどがお母さんなのに、「うちはお父さんでーす!」って(笑)。先生が「そんなお家は、担任になってから二人目だな」と言ってたとか。二人ですよ!まだ時代がそうなんだと思いつつ……。洗濯機とか洗濯物の扱いも、彼のほうが断然うまい。義母も美容室を経営して働いていたので、家事育児に関してすごくおおらか。私がジーンズなんかもぽんぽんってやらないで洗濯機から出してそのまま干してたら「パシッパシッってシワを伸ばしてから干さないとダメだよ!」って叱られ。お風呂掃除すら私は全くしたことがなくて、というのは彼が同棲時代からやってきてくれたから、お風呂マジックリンって存在があった!と(笑)。のろけていると思われるかもしれませんが、本当にびっくりした。彼がいなくなったら大変。奥さんがいなくなった旦那じゃないけど、オロオロ、何がどこに入って、どこにトイレットペーパーのストックがあるんだろうっていう状態になるかも(笑)。
――最新刊の「朝一杯、白湯飲み」、健康によさそう。体を温めて循環を良くするみたいな。
朝の一時に自分の時間を持ち、身体と心を見つめることにもなる。子宮や卵巣を冷やすことは良くないので、常温よりも温かいものを飲むと、内臓にすごくいい影響を与えて代謝も朝から一気に上がりだす。目覚めもいいし、頭の回転もすぐに切り替わるから、何よりも精神安定になる。白湯を朝一杯を飲む健康法。アルコールも分解してくれます。白湯と一緒に同じ量ずつ飲むようにしてくと太らない。体重の変化も見られない。
編集後記
――ありがとうございました!実は取材当日、心身共にちょっと弱っていた私。なのにチバレイさんにお会いして話しをしているうちに、どんどこエネルギーが湧いてくるわ、共通の友達がいたことで盛り上がるわで、すっかり元気を取り戻せました。ありがとうございました!お若くして次々とご自分が決めた道を歩き、子どものことをしっかりと育てられ、かわいいだけじゃなくって本当に賢いんだなぁ~と感心しました。心も体もすっきりチバレイさんのように美しくなれそうなヨーガを今度じっくり伝授していただきたいです!
取材・文/マザール あべみちこ
定価¥1,000 (税込)
2009年6月10日角川SSコミュニケーションズより発売。