今回「東北の今と復興」というテーマでぽたるページを書くことにしたのだが、案の定「今」の情報をあまり知らないという情けない自分に気付く事になってしまい、反省しながら調べてみることにした。
「復興」ってなんだろう
月並みだけど、そもそも「復興」という意味を勘違いしていたら恥ずかしいのでまず改めて調べてみる。
概要
復興は、何らかの問題により勢いを失った団体や勢力、ないし市町村など地域・集合体の機能を回復させ、以前の状態に戻すことであり、またはこれらの集合体(=社会)が用いる手法のことである。
早とちり人間なので、ここで「以前の状態に戻す」だけが頭に入り込んでしまった。え、亡くなった方達は戻らないし、壊れたモノそのものも戻らない・・・ちょっとお・・・いきなり一人で勝手に悲しくなる。
戻すものは勢いや機能という意味だろうし、読み進んで行くと当然ちゃんと書いてありました。
災害
災害では、社会も人も多くの財産を失う。これらを取り戻したり、新たに手に入れたりするのが復興である。こういった災害では人命でも簡単に失われてしまうこともあるが、失われた命は戻らない。しかしそういった者たちの遺族の心痛をケアすることは可能であることから、復興では被災者の心理的ケアも行われる。
ここで思うのは、機能的に以前と同じ状態に戻すというコトだけでは駄目なんだろうなあというコトですね。
戻ってこない命や物、苦しい経験などの分、以前よりも良くて希望や夢のある、以前を上回るものじゃないと難しいんだろうなあとも思う。
「以前よりも安全にする」というのも良くなる事ですが、それだけで勢いを取り戻せるほど簡単ではないのでしょう。
「今」はどうなんだろう
ニュースサイトでも震災関連の話題を見かけることが少なくなっていたし、たまに原発関連の記事があると「おいおいまだそんなことやってんのかよ」程度。
関心が薄れ、話題にあがる事が減っているだけで、なんとなく復興が進んでいる気がしてしまう。ありがちな、震災直後と現在の比較写真を見ただけで「進んでるじゃん」とか思ってしまう。
ちょっと調べれば「遅れている」というワードだらけでした。本当にごめんなさい。
ボランティアに行っている人の「全然進んでいない」という言葉や、見かけなくなったと思ってたニュースの記事も、調べれば「今」を知る情報は実はたくさんありました。
発信している人達がいるのに、それを受け取らないで勝手に主観でイメージしてしまうという失礼さは一番反省するべきポイントでした。
「復興のいま」というずばりワードな上記のページでは、2013年からのデータ的な情報が並べられていました。
最新が「原発事故の被災者への関心薄れ、風化しつつある」というこちらも反省ポイントずばりなのですが、そのリンク先ページ内に「買おうとした食べ物の産地が福島県だったら、買うのを控えると思うか」という設問の答えも載っていました。
「買うのを控える」と答えた人は23%という事らしいです。
設問や対象の違いはありますが2014.2.24の「買わないと答えた」30.2%から比べると結構減っていると言えなくはないでしょうが・・・
10人のうち2人以上に「買うのを控える」と言われる「今」はまだまだ厳しいと思います。
まだいろいろ思った事はあるのですが、改めて調べてみて一番感じた事は「知ろうと思わなければ知る事ができない」という当たり前の事でした。
ネット上のいろいろな場所で、このぽたるページでも復興支援リポートとして多くの情報が発信されていますし、この機会に「今」を調べてみる事は気付きや考えさせられる事が多くて有意義でしたし、おすすめです。
食欲には勝てなかった
いろいろ見て回っている中で久しぶりに復興デパートメントを覗いた。
牡蠣牡蠣牡蠣でページが全部埋め尽くされていた!
KOです。食いしん坊な自分に取っては一番強烈な攻撃でした・・・
ホヤもリベンジしたいな。ホタテもいいなあ。岩手に住んでいた時はよくホタテこじ開けて食べてたなあ。(⇒しばらく食べ物検索)
今年は東北の美味しそうな食べ物を手当たり次第食べる年にして、胃袋で関わることにします!