どうして福島を避ける!?
春に5年生になる息子が、先日行われた修学旅行先のアンケート結果を持ってきた。その結果を見て絶句した!
「どうして修学旅行先が福島じゃないんだ~!!!?」
宮城県の小学校の修学旅行先は昔から福島県は会津若松市と決まっている。
私もダンナも五色沼、磐梯山、鶴ヶ城、飯盛山、猪苗代湖、野口英世記念館・・・立ち寄る先もほぼ変わりは無い。
震災による福島原発事故の影響でその後の石巻圏の修学旅行先は岩手県方面へ変わってしまっていた。二つ年上の姉は震災から2年も過ぎたというのに、行先は岩手方面だった。「K農場なんて何回も行ってるし!」家族旅行でお馴染みの岩手方面へ文句ブーブーで出かけて行った(もちろん友達と楽しんで、いろんなことを学んできた!)
それで息子たちの平成27年度の修学旅行先を岩手・福島どちらにするかアンケートをとるというので、ぜったい福島!と書いて提出した。福島になるものだとばかりおもっていた。
その結果
福島・・・20%
岩手・・・30%
どちらでも良い・・・50%(どっちでもいいってなんだ!?)
まだ岩手を希望する人が30%もいるという事実を厳粛に受け止めたい・・・ってどういう意味だ~!!?
怒り興奮する母と一緒になって息子も「そうだそうだ~!」と叫ぶ。
そこに住んでいる人にたちに対して失礼では?
石巻市とほぼ変わらない放射線量なのに、安全は確保できているのに・・・
「線量の高い危険な地域を通る」・・・
そこに今も現実に生活されている人がいる! その方々が不安ながらも過ごしている日常の生活の場を「危険な地域」なんてどうして言える? その人たちの気持ちを考えたことがあるのか?!
思い出してしまった。
石巻市の瓦礫処理をめぐり、東京都で受入を表明した際に一部の人が「放射能に汚染された瓦礫なんて持ち込まないでほしい」と反対活動をしていたニュースを・・・
それをみてなんだかものすごく悔しくて悔しくて、気付いたら涙目になってた。
なりたくて被災者になった訳じゃない! 逆の立場になってみろ! そうなったら絶対に言えないそんなこと!
家族でテレビにむかって叫んでた。
あ~なんだかな~。
すみません、個人的感情をさらけ出してしまいました。
福島を避ける風潮がどうしても受け入れがたい。
「会津若松のお土産は男子たるもの必ず白虎刀!それから飯盛山に登るのにエスカレーターがついたんだぞ! 運賃250円!」
「すげ~! ぜったい連れてって!」
我が家の次の家族旅行は・・・福島になりそうだ!