サッカーの魅力を語る上で欠かせないアイテムの1つとしてユニフォームの存在が挙げられます。特に世界各国の代表チームのユニフォームは、その国を特徴づける個性的なデザインが揃います。このシリーズでは日本代表の歴代のユニフォームを紹介したいと思います。
03-05【グラデーションモデル】コンセプトイメージ
ジーコ監督の下、ドイツW杯を目指したモデルです。従来より明るい青をベースにこれまでより深い青のシャドーを3本ラインで配置しており、濃淡の青は「経験」と「挑戦」を象徴しています。アウェーモデルは少しクリームがかった白を採用。04年アジアカップでは完全敵地の中国で奇跡の連覇を、W杯予選では世界最速で本大会出場を果たしました。
鮮やかなブルーが誇り高き日本代表を連想させる
このグラデーションモデルは日本代表らしいクールなデザインだと思います。個人的には06年~13年モデルはデザインが凝り過ぎてしまったというか、少しひねり過ぎた感じがします。
ナショナルチームのユニフォームは基本的にはシンプルで、ワンポイントに新デザインを加えるくらいが丁度いいのでは?と思えるのです。グラデーションの鮮やかなジャパンブルーを見て、「このユニフォームを着てピッチに立ちたいんだ!」と代表への憧れを強く感じさせてくれます。
アウェーVer.ベージュ色は大地と稲穂をイメージ
アウェーバージョンはクリーム色ぽいベージュです。これは日本の『大地と稲穂』をイメージしたカラーだと言われています。一部のサポーターからは「黄ばんでいる・・・」と批判の声もあがりましたが、個人的にはこれはこれで味があると思えます。
2004年にプラハで行われたチェコ代表との国際親善試合で、このユニフォームを着た久保竜彦がDFを豪快に抜き去って強烈なミドルシュートを決めたシーンが印象的でした。
久保の一撃 日本代表国際親善試合(プラハ) チェコ0-1日本
ドラゴン久保の強烈な左足ミドルシュート!!
スイカのように見えるグラデーションが好きだった!
このグラデーションモデル・・・最初に見たときは鮮やかなグラデーションがスイカのように見えました(笑
現在はサッカー解説者としてお馴染みの川上直子さんも、現役最後のユニフォームをこのグラデーションモデルで終えました。なでしこブームの火付け役となったアテネ五輪女子代表で右サイドバックとして活躍し、『神クロス』と呼ばれる得意のアーリークロスで決定機を連発した勇姿は今でも忘れることはできません。