小笠原諸島への行きかた

父島へ行こう!

おがさわら丸と乗客たち(父島・二見港)

■行き先:父島(東京都小笠原村)

■乗る船:おがさわら丸

■経 路:羽田空港 ⇒ 浜松町駅 ⇒ 竹芝桟橋 ⇒ 父島

■料金目安(竹芝桟橋から父島まで。往復)
・50,000円前後(※2等船室を利用)

無理のないモデルプラン

●その1.まず、おがさわら丸の航海日程(時刻表)を確認しましょう!

小笠原諸島唯一の定期船・おがさわら丸の最大の特徴は、その航海日程にあります。船の本数は週に1~2便。片道はなんと25時間30分かかります!小笠原諸島は、東京・竹芝桟橋からおよそ1000kmの距離ですから、船で行くとなるとそれだけの時間が掛かってしまうのです。

しかし、小笠原にて感じることができる大自然と秘境感は、この長い長い船旅があるからこそ。まずは時間と相談しましょう!

●その2.都内へ行きましょう。

小笠原諸島への玄関口は東京・竹芝桟橋。JR浜松町駅から徒歩7~8分の距離にあります。浜松町駅は東京モノレールも発着していますので、羽田空港を利用するにも便利です。夜行バス等で東京を訪れる際は、東京駅、新宿駅で降りればそこからのアクセスも容易。さすが東京ですね!

ちなみに・・・、意識しなくなりがちですが、小笠原諸島も東京都です!(東京都小笠原村)

浜松町駅

●その3.最寄駅から徒歩で竹芝桟橋へ。

竹芝桟橋への最寄駅は以下のとおり。

・JR、東京モノレール浜松町駅 東へ徒歩8分
・都営地下鉄大門駅 東へ徒歩10分
・ゆりかもめ竹芝駅 降りてすぐ

25時間30分の船旅です!近くにコンビニがありますので、必要なものは買っておきましょう!

浜松町駅から竹芝桟橋へ。高速道路の下を抜けてすぐ

●その4.乗船手続き後、おがさわら丸乗船。

竹芝桟橋から、小笠原諸島を目指します。10時出港ですので、遅くとも30分前には手続きを済ませておきたいところ。最大で800人近い乗船客になりますので、便によってはけっこう混雑します。

乗船受付

●その5.おがさわら丸の客室

乗客のほとんどが2等客室(雑魚寝)になり、乗務員から整理券が配られます。番号ごとに位置が決められているのですが、その位置にも微妙な良し悪しがあり、コンセントが近い位置、壁際、揺れにくい場所などの違いがあります。このあたりは少し運が必要かもしれません。

「ふかふかのベッドで寝たい!」「個室が良い!」など希望があれば、お金と相談して客室等級を上げることも検討してください。

(ランクに応じて特等、特1等、1等、特2等、2等とあります)
(また、先着順で女性専用の2等レディースルーム、家族利用可能な2等ファミリールームもあります)

※ただし!弱い人は酔い止め必須!大型船とは言え外洋航海ですので、弱い人にはきついかも知れません。

おがさわら丸二等客室

●その6.おがさわら丸での過ごしかた

船内には本を読むための「ラウンジ」、ビデオなどを見る「ビデオライブラリー」、子供が遊ぶための「チルドレンルーム」などあります。

食べ物は、予め買っておくほか、「レストラン」、「スナック」、「売店」といった選択肢もあります。値段は少々高めですが、船旅のなかでのランチはなかなか洒落ていてオススメです!

25時間30分の船旅は長いようであっという間。朝から寝るも良し、本を読むも良し、酒を飲むも良し、デッキから景色を眺めるも良し、誰かと語らうも良し、好きなように過ごしましょう。実はこれも贅沢な時間なんです。。

さらに以前はカラオケルームや、ゲームコーナーまでありましたが、いつの間にか廃止になったようですね。。

ぼーっと景色を眺めるのもイイもんです

長い船旅の果ての楽園!

朝起きたら、まずデッキへ出てみてください。昨日までとは少し違う、暖かい風を感じるはずです。海の青も濃くなっています。水平線しか見えないはずです。きっとテンションが上がります!

さらに時間が過ぎると、徐々に小笠原諸島の島影や巨岩が見え始めます。海鳥はもちろん、イルカやクジラも見られるかもしれません。接岸直前には出迎えの船が来てくれることも。こうして長い船旅の果て、楽園へたどり着きます。

着くやいなや、宿やツアーの送迎がずらり!早速遊びに出かけましょう!

お出迎え(父島・二見港)

父島

父島