「アイランダー2012」 参加島のここに注目!(東日本)

注目の島は・・・

 今週末に迫った「アイランダー2012」。 僕も、当日はブースでのお手伝いやステージ参加の友人を撮影すると言う“仕事”があり、今から準備をしています。参加数も年々増え、島の数で数えれば170を越していました。盛り上がることはもはや必至。日程は以下のとおりです。

 こうやって見ると、島の数は多いし時間は短いし・・・。と、好きな人にとっては悩ましいため息が出てしまいます。当日はイベントステージや体験コーナーも注目ですが、メインとなるのは各島のブース。島々のブースが63、島関連団体が7の合計70のブースが所狭しと並びます(本当に"所狭し"で、仲間から悲鳴も聞こえます)。僕自身もとある島関連団体※でお手伝いをする予定。とは言うものの、お手伝いをしつつも展示も見て回りたい。お話も聞きたい。ステージも楽しみたい。美味しい思いもしたい。

 そうです。非常にタイトな行動が求められる予感です。そこで、自分が行ったことのある島、興味のある島を中心に、面白そうな点をまとめてみました。その一部を紹介します。※ しまのがっこう / 島交流の会です。よろしければお立ち寄りください!(しまのがっこう/島交流の会)

花の浮島・礼文島!最北の夏を堪能すべし

日本最北の有人島「礼文島」は、北緯45度30分、赤道と北極点のほぼ真中に位置し、本州では2000メートル級の高山でしか見ることのできない高山植物が、海抜ゼロメートルから咲く“花の浮島”として知られている、漁業と観光が基幹産業の島です。

最北の源泉掛け流し天然温泉「うすゆきの湯」につかり、ウニやアワビなど海の幸を味わい、島の固有種レブンアツモリソウを鑑賞しながらリフレッシュしてみませんか? 最北端の魅力達が、みなさんをお待ちしています。

(アイランダー2012「礼文島」より引用)

 「島好き=海好き」な方も多いはず。どうしても南の島に憧れちゃいますよね。ところが、夏にこそ遊んでほしいのが北海道の島々。捨てがたい魅力がたくさんあるんです。そこで日本最北の島・礼文島を紹介します。

 上の引用を見てください。「高山植物が、海抜ゼロメートルから咲く“花の浮島”」とあります。涼しい北海道の中でも、礼文島ならではのこの特徴。覚えておきましょう。 僕も昔、夏に一度訪れました。低い標高ながら、山の上からの景色は開放感抜群で気持ちいいんです。「山から海を眺める」なんていうのも島ならでは。北の島の海は、南のそれとはまたちょっと違うんですよ。南の島とはひと味違った感動がありました。

(関連記事)【旅レポ】棄てるものは「羞恥心」!桃岩荘に泊まる。その1 (生ける化石は異空間編)※ 礼文島の有名な宿泊施設、桃岩荘YHでの思い出話です。

ちょっとついでにグルメ旅、復興から振興を目指す“みやぎの離島”

◎2011年の東日本大震災からの復興へ笑顔と絆で頑張ります!!全国の方々からの暖かい御支援に感謝!!

◎みやぎの島の特産品は、三陸の豊かな自然の恵みを受けた最高の品質です。のり・かき・わかめ・うに・椿油・ゆず

(アイランダー2012「みやぎの離島」より引用)

 宮城県には9つの島があるのはご存知でしょうか。観光地としてはそれほど知名度は無いかも知れません。ところが、私たちが日ごろ口にする「ちょっと贅沢な美味しいもの」、これらは実は東北の島々で水揚げされていたりするそう。食通なら見過ごせない島々ですよ。

 芭蕉が詠んだ松島に代表されるように、東北の島々と海の景色は訪れる人の心を唸らせます。なんでしょうかね、やっぱり東北の島々の景色はどこか奥ゆかしい。写真展示は注目です。改めて「さすが芭蕉!」って思いますよ(笑)。 どの島も本土から近く、気軽に行き来できるのも魅力。震災の復興から地域の振興へ。みやぎの離島に目を向けてみてください!

(関連記事)【旅レポ】田代島、猫のいる風景 ※ “みやぎの離島”のひとつ、田代島の風景を紹介した記事です。

火山の島は火山よりもパワフル!三宅島

東京の南南西約180kmの太平洋上に浮かぶ、周囲約35kmの三宅島。有史以来、幾たびもの噴火を繰り返し、直近の平成12年噴火では全島避難を経験しました。 気候は高温多湿の亜熱帯性気候で、年間降水量は3,000mm前後です。従来からの農業、漁業に加えて、ダイビング、バードウォッチング、釣りなどの観光業が盛んで、土産品ではアシタバ、クサヤ、焼酎などがあります。

野鳥の楽園、碧い海、椎の原生林、星降る満天の夜空、そして地球の息吹である火山の痕跡、まるごと自然の三宅島をぜひ体感してください。(アイランダー2012「三宅島」より引用)

 三宅島と言えば、2000年の噴火と全島避難が記憶に新しいでしょうか。最近では山火事もありました。良くも悪くも自然の息吹が近い島と言えるかも知れません。 それでも僕にとって三宅島が印象的なのは、島民の方々の元気さにあります。火山の噴火後、一度は深刻な事態となり全島民が避難することに。いつ戻れるかもわからない三宅島に、心が折れても仕方がないとさえ思われました。

 しかし、一部の島民は島を離れた状態から特産品の開発や、島のPR活動に精を出したと言います。次第に島おこしの機運が高まり、帰島が認められてからの三宅島はとにかく元気な印象。ボルダリングや磯釣りといった三宅島ならではの島おこしイベントも活発で、年中「何か楽しいこと」を企画しています。観光協会のホームページも要チェックですよ。(関連記事)【島イベント】元気な三宅島、支える島の女性たち【島じまん2012】(三宅島)※5月に開催された「島じまん2012」のレポート記事です。

祝・世界遺産登録!小笠原諸島

昨年6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島。春から秋にかけては世界有数の透明度を誇る美しい海でシーカヤックやシュノーケリング、野生のイルカと泳ぐドルフィンスイムやダイビング、豪快な釣りなどが楽しめます。また、秋から春先にかけては「進化の実験場」とも比喩される原生林でのハイキングや戦跡巡りなどがお勧めです。更に、毎年2~4月をピークに回遊してくるザトウクジラの雄大な姿をご覧頂くことができます。特産品は、大人気のパッションフルーツや濃厚な味が楽しめる島トマトなどの農作物と、ウミガメ料理、地魚料理などの海の幸が楽しめます。(アイランダー2012「世界自然遺産 小笠原諸島」より引用)

 数ある島々の中でも、ひときわ熱狂的なファンが目立つのは恐らく小笠原でしょう。父島、母島の有人島両島から成る小笠原諸島。昨年(2011年)に世界自然遺産登録されたのも記憶に新しいのではないでしょうか。 6日に1往復の船。しかも片道25時間30分。こういう唯一無二の珍しさも手伝って、「何この島?」「行ってみたい!」と魅せられてしまった人を僕はたくさん知っています。

 なかでも中毒性が高いのが、ドルフィンスイム。イルカって水族館でしか見れないもの?いやいやとんでもない。知ってます?イルカってかわいい顔して筋肉(?)ムキムキなんですよ。あー、また泳ぎに行きたいもんです。(関連記事)【島あそび】イルカと泳ごう(小笠原諸島での写真を多用しています。)

鳥の楽園、舳倉島