東日本大震災・復興支援リポート 「沈下した浜で進められる護岸工事」

2012年10月24日の南三陸町泊浜

南三陸町(歌津)泊浜でも漁港の工事が急ピッチで進められている。

工事の中心は防波堤のかさ上げ。既存の護岸の上に船着き場と荷下ろし場を増設して、波を被らないようにする工事だ。

真新しい護岸の先には、新たな護岸を延長していく工事が行われていた。

追加されていく護岸は、ここではコンパネ型枠4枚分がワンピッチ。新しい護岸が約7メートル単位で延伸されていく計算になる。

型枠の中を覗いてみたら、すでに朝一番のコンクリートが打設されていた。中部地方出身という若い作業員が手際よくコンクリートを均していく。

「県外からの作業員は多いですね。こっちには仕事がたくさんあるし、みんな少しでもいいお金で仕事をしたいじゃないですか」

まずは土木関係。最近では建設関係の人手が被災地では慢性的な不足状態にあるのだとか。

すぐ近くには防波堤が破壊されたまま放置されている場所もある。

最近になって、工事用の仮杭が打ち込まれたらしい。構造物の建設場所を示す仮杭が波打ち際の先へ続いていた。

地震の地殻変動による地盤沈下は想像以上に大きい。

写真と文●井上良太