どんな島
牡鹿半島から海を隔てて南東に浮かぶ島が金華山です。島自体が山と呼ばれるほどで平地もほとんどありません。○○島と呼ばれない島なので、ある意味かなり珍しい存在です。2012年現在、人口は10人にも満たっていませんが、民宿や商店もあり、登山や散策をするには、不便さを感じることは無いでしょう。 この金華山は、かつて日本で初めて黄金が発見されたと伝えられてきました。そんな背景からか、島全体が黄金山神社の神域。金銀財宝を司る金山毘古神(かなやまひこのかみ)、金山毘賣神(かなやまひめのかみ)を祀っており、「三年続けてお参りすれば一生お金に不自由しない」という魅力的な言い伝えがあります。そのため、観光として何日も過ごすような島ではないものの、多くの参拝客やリピーターを集めています。
島全体が山と言うこともあり、訪れる人々のほとんどが、参拝と共に登山を楽しんで帰ります。登山コースもいくつかあり、景色の良いポイントも多々。島には野生のニホンザルやニホンジカも多く生息しており、良好な景色と共に訪れる人々を楽しませてくれます。
金華山の見どころ
景色を楽しむ
黄金山神社 (場所)
仏教の守護神(弁財天)として、また金運、開運の神として、金山毘古神(かなやまひこのかみ)、金山毘賣神(かなやまひめのかみ)が祀られています。言い伝えである「三年続けてお参りすれば~」はここの神社のこと。多くの人が訪れます。港からは歩いて20分程度。広島県の厳島神社などと同じく、日本の「五弁天」のひとつに数えられています。
大海祇神社 (場所)
金華山の山頂にある神社です。海上の守護神、豊漁の神として大海祇神(おおわだづみのかみ)が祀られています。ここからの景色も最高。青く広がる水平線と四季折々の金華山の様相が見事な風情を醸し出します。
千畳敷海岸 (場所)
島の東部にある、太平洋に面した海岸。それは千枚もの畳を敷き詰めたような特異なもので、白い花こう岩が広がっています。「3年続けてお参りするとお金に困らない」という金華山ですが、その2年目は千畳敷に行くこと。・・・らしいです。
金華山灯台 (場所)
1876年(明治9年)にイギリスの灯台技師リチャード・H・ブラントンが設計したと言われる白い灯台です。金華山沖合を進む船舶にとっては良い目印となっているそうな。「日本の灯台50選」にも選ばれました。
動物に出会う
ニホンザル
野生のサルが多く生息することでも有名な金華山。季節によっては山にエサが少ないためか、金華山のサルたちは海岸に降りては海藻や貝類をよく食べます。本土の山なら周囲が海に囲まれていることもありません。そういう意味ではかなり珍しい行動だと言えます。なんとなく木の実など食べているイメージですが、さすがは人間と同じ霊長類・・・!!また、性格が温厚なためか基本的に人を襲わないことでも知られています。
ニホンジカ
野生のニホンジカも多く生息しています。その数はおよそ500頭。人にも慣れており、のんびり過ごしている様子を至る所で見ることが出来ます。
金華山の情報あれこれ
【名 称】金華山(きんかざん)
【所在地】
(地図)
【面 積】10.28㎢
【周 囲】
17.3km
遊 び
釣り、登山
食べる
アイナメ、メバル、海タナゴ、黒ダイ
郷土料理
―
変わりモノ
春の新わかめ(春にしか食べられないシャキシャキのわかめ)
お土産に
手作りわかめ、こんぶなど(潮風商店)
マスコット
―
う た
心の金華山
島内のルール
キャンプ不可、崖のほうへは進まない
金華山へのアクセス
1.東北自動車道を利用 (石巻市鮎川港)
東京方面から
盛岡方面から
東北自動車道↓
東北自動車道
↓
仙台南 I.C
古川 I.C
仙台南部道路↓ 25分
石巻別街道
(国道47号線~国道108号線)
↓ 50分
仙台若林 JCT
石巻市丸井戸直進し、国道398号線へ合流
仙台東部道路
↓ 25分
国道398号線↓ 10分
利府 JCT
渡波駅前で右折
三陸自動車道
↓ 50分
県道2号線↓ 30分
石巻河南 I.C
鮎川港
県道16号線
↓ 2分
定期船(株式会社金華山観光)
(シードリーム金華山汽船)↓ 10~20分