あんな先生、いたなあ・・・その3

chocozai1652

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働けよ

高校2年生の時。もう数学では受験しないと決めた後だった授業は、いわゆる「習熟度別クラス編成」。ぼくはもちろん「バカクラス」にいた。

担当のF先生は「起立、礼」をした後、黒板に黙々と問題を書き始める。大体10分ぐらいで書き終わると、教室を出て行ってしまう。そして授業が終わる10分ぐらい前にまた教室に入ってきて、今度は黒板に解答を書き始める。

間もなくチャイムが鳴る。また起立、礼をして授業が終わる。

・・・何だったんだろう、あの先生(笑)。

高校には確か同じ教科の先生が集まる「準備室」という小さな部屋があった。そこへ戻って煙草でも吸っていたんだろうか。ほかの先生はどう思っていたんだろう。

先生のいない教室で僕らはどうしていたかというと、騒いだりして他の先生が入ってきてしまうとこの「幸せなひと時」が奪われてしまうので、寝る奴は寝て、バカクラスなりに頑張るやつは問題を解いていた。

僕はというと、この時間で友達から回ってきた「ゴルゴ13」と「カムイ伝」を読破した。

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