4年ほど前に『世界一時間のかかるみそ汁作り体験』に参加した際に、主催の農家さんから自分で育てた大麦を炒って麦茶にして飲んでいるという話を聞きました。
我が家でも、いつか自家製麦茶を作ってみたいと思っていましたが、昨年ついに畑を借りることができたので畑の一角で大麦を育て始めました。
昨年の11月頃に種まきをし、初夏になり大麦が実ったので、収穫して念願の自家製麦茶を作ってみました。
収穫~脱粒~焙煎
こちらが畑の空きスペースで出穂(しゅっすい)した大麦です。
初夏の日差しを浴びた麦は青々としていて、とても綺麗ですね。
ちなみに我が家の畑は自然農法にこだわっているので、周りの雑草たちも大麦と一緒に元気に育っています(笑)
こちらが収穫した大麦。
大麦の穂の特徴は、この紳士のような立派な長いヒゲです。
よく見ると、こんな感じで実がついています。
六条大麦という名前のとおり、上から見るとキレイな六角形の形をしていました。
子供たちにも手伝ってもらい、家族みんなで手分けして1粒1粒脱粒していきました。
意外と子供たちの方が丁寧な仕事をしてくれます。
脱粒した大麦を水に浸して、沈んだ実だけを選種(せんしゅ)しているところです。
こちらが乾燥させた我が家の自家製大麦です。
大麦の実を麦茶にするには炒るそうですが、焦がしてしまいそうなのでオーブンで20分ほど焼いてみました。
麦の香ばしい香りがしてきたら麦茶の素の出来上がり。
最後に鍋で麦茶の素を煮出していきます。
自分は調べずに大量に大麦を入れてしまいましたが、1リットルに対して大さじ2~3杯くらいでも良さそうです。
火加減は最初は強火で、沸騰したら弱火にしてじっくり煮出します。
5分ほど煮だしたら火を止めて、30分くらい冷ましたら自家製麦茶の完成です!
念願の自家製麦茶・・・その味は?
今回は自家製麦茶を作るという4年越しの夢が叶いました。
気になる自家製麦茶の味は、自然な甘みがあって、子供の頃によく食べた「ムギムギ」の味がしました。自家製麦茶は甘くて飲みやすく、夏の子供たちの水分補給にはピッタリです。
今年はまだ大麦の収穫量が少なく、少しだけしか麦茶を作れませんでした。
ただ、昨年まいた種の4倍くらい種取りができたので、毎年少しずつですが収穫量を増やしていこうと思っています。