【シリーズ・この人に聞く!第194回】落語家 立川こはるさん

――文字面だけのコミュニケーションが先行している時代への警鐘ですね。親世代へも一言いただけますか?

私の優先順位では落語会運営やお客さんのために時間を割いてきましたが、ご家族がいれば子どものために夫のためにとなりますね。生活全般をルーティーン化して惰性でやるのではなく、ちゃんと向き合うこと。嫌にならずに自分の中の発見を続けていくには、今この時間、瞬間に向き合うことです。自分の気の持ちようを変えない限り、いくらITが発展しようとも何も変わらない。悩みと苦悩は永遠にうまれ続けるものです。とはいえ独り者の私が言うと反感を買うかもしれませんけれど(笑)。

編集後記

――ありがとうございました!リケジョの頭脳が落語で花咲くのは、日本の新しい可能性。前任未踏の道を切り拓くパワーに溢れているこはるさん。リモート取材が楽しくて思わず横浜にぎわい座の独演会に駆け付け、喋りを堪能させて頂きました。これはぜひライブで味わってほしいですねぇ。真打になる日を楽しみにこれからも応援しています。

取材・文/マザール あべみちこ

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