第1位 プラド美術館(スペイン)
美術館の良し悪しなんて、自分の好きな絵画があるかどうかだと思っています。
ヒエロニムス・ボッシュの代表作『快楽の園』があるということで、第1位となりました。
ディエゴ・ベラスケス、フランシスコ・デ・ゴヤなどのスペインの代表画家の作品が数多く展示しているのもここプラド美術館です。
スペイン滞在中に何度も通ったプラド美術館ですが、強烈に印象に残っているのがイタリア画家のサンドロ・ボッティチェッリの『ナスタージョ・デリ・オネスティの物語』という連作の作品です。
ボッティチェッリと言うと、『ビーナス誕生』など美しく繊細な美女を思い描きますが、この絵は同じ画家が描いたとは思えない素朴でいて残虐な情景が描かれています。
スペイン王家のコレクションと言うだけあり、素晴らしい作品ばかり。
広すぎてへとへとになることもなく、非常に素晴らしい美術館です。
まとめ
美術館にはどんな作品があるかだけでなく、誰のコレクションを展示しているかで権力、財力、影響力などを感じ取ることが出来ます。
教皇、ハプスブルク家、メディチ家、スペイン王家がこれらの作品を持っていたと考えると、今では考えられないような力があったのだと感じます。
こうやってランキングにして眺めると、広すぎず収蔵数はそこそこで、人が少なく、ゆっくり見れて、落ち着いた雰囲気で、自分好みの作品がある美術館が私は好きなのだと思います。
印象派や現代アートが好きな方には信じられないランキングかもしれません。
我が家の絵画好き父にも聞いてみましたが、私とは違っていて面白かったです。
こうやって他の人と話をしてみるのもいいですね。