先日の年末年始に、初日の出を見に行ってきました!
向かったのは静岡県の下田市。
人生の大半を神奈川県の内陸で過ごしている陸上生物(泳ぐも苦手)で、それほど頻繁に海へ行かない自分としては海沿いで初日の出を見る、というのは人生初の試み。
子どもたち2人を連れて泊りがけで行ってまいりました!
初日の出の時間ってそんなに遅いのですか?
下田宿泊中は、海中水族館やロープウェイなどあちこちで観光を楽しみ子供たちも大喜び。そして、いよいよ大晦日の夜となりました。
そもそも日の出を見に行った経験がないため、まずは日の出の時刻を確認です。
天気予報サイトで下田の日の出予想時刻を確認したところ、下記の時間が表示されました。
06:50
普段5時前に起きる身としては(友人からはおじいちゃん扱いされていますが)、そんなに遅いんだ!?と感じてしまいました。
その時間ならば正直余裕。
宿泊先は鑑賞予定の砂浜から徒歩5分の立地のため、いつものように5時に起きれば子どもたちを起こして朝ごはん食べさせて、着替えをさせて歯を磨いて、トイレに2回ずつ行かせてもお釣りが来るくらいだと思いました。
それにはとにかく早く寝かせることが大事。子どもたちにこうアナウンスしました。
「明日は1月1日。初日の出を見に行きます!朝早く起きないといけないので早く寝ましょう」
二人共頭の上に「?」の文字が浮かび、全く理解ができない様子。
私に似て伝統的な行事に無頓着な子どもたち(率直に言うと親=自分のせい)に説明をしました。
「”一年の計は元旦にあり”という言葉もあるように、新年の初日の行動はすごく大事。早起きして初日の出を拝んで、いいスタートを切りましょう」
なんかよくわからないけど要は朝早いんだな、ということは理解してくれたようですが、子どもたちは外泊で絶賛大興奮中。流れていたテレビ番組を真似して「パパ、アウト!」など大はしゃぎをしてなかなか寝ません。
強制的に部屋を暗くして就寝です。
1月1日朝、ドキドキしながら砂浜へ向かうも・・・
翌1月1日。
いつもの通り5時起床。
子どもたちももそもそ起きてきました。
朝ごはんのパンをポソポソ食べて、6:20には全ての準備完了!やればできるじゃない!
海に向かうべく宿を出発しました。
空をみると曇り空。これはちょっと難しいかなと思いつつも、ノリノリで海へ向かう子どもたちとともに歩を進めます。
砂浜につくと、既に多くの人が集まっていました。どちらかというと若い子たちが多い感じ。
娘がきょろきょろとしきりにあたりを見回しはじめました。
何を探しているのか聞いたところ、「はつひので」を探しているとのこと。
どうやら海亀などのような動物だと思っていたようです。(今考えてみると、もしかしたらヒトデだと思っていたのかも)
「えっ?おひさまのこと?」という娘のなんとも言えないリアクションは今も鮮明に覚えています。
人のあまりいないポイントを見つけ、日の出を待つことにしました。
日の出予想時刻10分前
日の出予想時刻
残念ながら初日の出は拝めなかったですが・・・
そんなわけで今回は結局美しい日の出を拝むことができなかったのでした・・・。
私の日頃の行いが悪かったんでしょう・・・。
冒頭にも書きましたが、伝統的な行事に無頓着な私としては、新年早々新鮮な体験ができました。見られなかったけれども。
昔を思い返してみると、自分が子供の頃は大晦日に毎年必ず近くのお寺にお参りに行って除夜の鐘をついていたし、親父から甘酒をちょっともらっていました。
その数週間後にはどんど焼きで正月飾りを燃やしていたし、凧揚げもしたし福笑いもしたし。
そういった体験を全然子どもたちに提供できていなかったと反省です。
日本に生まれたからには、日本の文化を大切にする人になってほしい。グローバルな感覚を身につけることと同じくらい重要なのではないかと思います。
いや、自分の国の文化や風習を知らない人が外国の方との違いなど分かるはずもないので、そういった意味ではより大切なことなのかも。
今年は、季節の移り変わり、日本の文化を子どもたちがより感じられるような1年にしたいと思います。