体験から学ぶ Part2 ~自然農法の田植え~

先日、長男の友人(と言っても3周り以上年上の方ですが)の田植えのお手伝いに行ってきました。

今回お手伝いした田んぼは、昨年から無農薬・無肥料でお米作りをしているそうで、「自然農法」という稲の植え方を教わってきました。

自然農法って?

「耕さない」「草や虫を敵としない」「肥料や農薬を持ち込まない」を三原則とする農法です。あえて手間をかけず自然に任せて育てることで、作物が本来の姿で育ちます。

慣行農法は、雑草は作物の栄養を奪うもの、害虫を引き寄せるものとして排除してしまいますが、自然農法では田んぼも自然の一部としてとらえます。草も虫も共存している環境で作物を育てます。

草にはそれぞれ好む土壌・環境があり、また雑草が生えることで土壌を浄化し、豊かな状態に戻そうとする働きがあるようです。

早速植えてみよう

長男の友人の田んぼは自然農法のスタイルなので、田んぼは耕していません。その状態で苗を植えるため、ナイフを使います。田んぼにナイフを突き刺し、グリグリと穴を広げ、その隙間に稲を植えこむのです。

苗床は田んぼにそのまま作られていました。雑草も混じっていたので、稲と草を見分けて植えなければいけません。見分け方は、茎の赤いものは草、稲には産毛が生えていると教えていただきました。

農作業から得られるもの

農作業は単純な作業ですが、身体も使い、思わず夢中になってしまいます。忍耐力は必要ですが基本的に誰でも(子供でも)簡単にでき、成果が見えやすいため自己肯定感が上がりやすいように思います。

自然の中で身体を動かすことでストレス発散にもなりますし、健康にも良い影響がありそうです。また、手間暇をかけることで、苦労した分だけ食べものへの愛着やありがたみを感じる心が育まれるのではないでしょうか。

個人的には、ジムに行って筋トレするのもいいですが、たまには農業で筋力を鍛えるのもいいかも!と感じました(笑)4時間くらい田植えを体験しましたが、ずっと足を踏ん張っていたため、足の筋肉がパンパンになりました(それくらいハードでした!)。

ちなみに、この日は「いま田植えをやってるから、子供たちを泥んこ遊びに連れておいで」と誘われて行きました。そのため、もともと田植えをする予定はなく写真のような恰好でしたが、次回はちゃんと農作業できる恰好でお手伝いしたいと思います。

大の大人が子供以上に泥んこになってしまいました・・・

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