世界が平和でありますように ~ミッションコンプリート 1日目~

職場に長崎で生まれた仲間がいます。優しくて親切で真面目なCちゃん。天然ボケで毎日職場に笑顔をもたらします。

1億2千万も人がいる中、こうして出会って、一緒に仕事をして、一緒に笑ったり時には泣いたり怒ったり。それも奇跡だよね。そんな奇跡に感謝したい。出会ったことに感謝したい。

Cちゃんが与えてくれるような、「笑顔」が大好きです。笑顔が笑顔にさせてしまう。このミラーニューローン効果で世の中変えられると本気で思っているくらい。

笑顔を運ぶ天性をもったCちゃんの生まれた長崎を見てみたい!

以前、こちらのページで原爆資料館を紹介されていた記事を読んで感化されました。それからずっと行きたかった長崎。

いつ行くの?「今でしょ!」

Cちゃんに長崎に行くと伝えたら、ご親切に6箇所オススメを教えてくれました。

Cちゃんありがとう、教えてくれた長崎生まれのCちゃんに感謝して、6箇所すべてコンプリートすると即決。

もはや「オススメ」ではなく「ミッション」。コンプリートします!

ミッション(1-1) 原爆資料館

資料館は爆心地から800メートル先にあった柱時計が展示からスタート。爆風で壊れたまま爆発の時刻11時2分のまま時計は止まっています。

原寸大模型の原子爆弾ファットマンも展示されています。

「背中一面に熱傷を受けた少年」という写真がありました。

少年は日本被団協の代表委員となれた谷口稜曄氏。奇跡的に生き残られ、後遺症がある中、核廃絶活動に人生をかけられました。残念ながら昨年の8月お亡くなりなっています。

被爆者の声 〝滅び損ねて生かされてきた〟(1) / 谷口稜曄さん

爆心地から1.8㎞先で被爆した谷口氏、大怪我を負いながら郵便局員として大事な郵便物を握りしめて運ばれる途中郵便局に届けました。大怪我をした人から足袋や時計などを盗む人もいたという事実。。。どうかお聞きください。

原爆の放射線は細胞を破壊し無傷でも多くの方が亡くなったそうです。体の奥深くまで傷つける放射線。原爆後も多くの人々の苦しみは続きます。

「苦痛にたえながら手当の順番を待つ母子」という写真がありました。

生後4ヶ月の赤ちゃんが額に大怪我をしているようです。お母さんも頬に傷を負っています。本心状態の表情で赤ちゃんに母乳を飲ませている姿。私も母親です。自分より子どもの命の方が優先です。

しかし、残念ながら赤ちゃんは3週間後に亡くなったそうです。

お母さんのお名前は田中キヲさん。長男も原爆で亡くされています。

2006年12月母親のキヲさんも91歳でお亡くなりになりました。子どもを失い、それでも生かされる人生。キヲさんの人生を考えます。

その他にも「わが児を胸に救護所を探す人」「救護の手当を受ける幼児たち」などの写真にこみ上げるものがありました。

平和のシンボルである折り鶴、たくさんの折り鶴に平和への願いが込められています。
平和な世界 笑顔で楽しい毎日が過ごせますように・・・私もあなたと同じ思いです。

ミッション(1-2) 爆心地公園

原爆落下中心碑
ここは原子爆弾が投下された中心地です。
この説明版の右側にある黒御影の石柱はその中心地を示しています。

引用元:爆心地公園 説明版

この場所は長崎の方々の聖域です。ここで、ただ手を合わせることしかできません。

「75年草木が生じることなし」と言われたこの公園、何事もなかったように木も草も太陽の光を浴びて育っています。

しかし、この場所は爆心地です。ここにいた方全員が即死した場所。

記念撮影をされる外国人や若者がいると現地の方から聞きました。ここは被爆者にとって特別な場所です。記念撮影はお控えください。

爆心地公園

ミッション(1-3) 長崎平和記念公園

平和祈念像は、国内はもとより、海外からも拠出された浄財によって、彫刻界の権威、北村西望氏製作による全長10mの青銅男神像であり、上方を指した右手は原爆の脅威を示し、水平に伸ばした左手は平けく安らけくと平和のすすめる姿であり、頑丈な体躯は絶者の神威を示し、柔軟な顔は「神の愛」または「仏の慈悲」を表し、また軽く閉じた目は戦争犠牲者のめい福を祈っている姿であります。
なお、折り曲げた右足はめい想即ち「静」、立った左足は救済即ち「動」、何れも神仏の特性を表現したものであり本像はその規模において、またその思想において、この種の彫刻としては、世界にもその類を見ない雄大な芸術作品であります。

引用元:長崎市

平和祈念像は圧巻でした。銅像の力強さの中に、平和への強い願いがこめられています。

その他にも、世界各国から「平和」を願う気持ちがこめられた祈念像が平和公園にたくさん送られています。

平和の泉(噴水)の石碑には下記のように書いてありました。

のどが乾いてたまりませんでした
水にあぶらのようなものが
一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました

引用元:あの日のある少女の手記から

ミッション(2) 宝来軒別館

次のミッションは、長崎ちゃんぽんを食す!
原爆資料館から徒歩5分ほどでCちゃんオススメの中華料理店に付きました。

生まれて初めて食べた本場長崎ちゃんぽん、お店の雰囲気もステキで働いている女性が美しい。

Cちゃんごめんなさい。私の味覚ではリンガーハットの長崎ちゃんぽんと有名店の長崎ちゃんぽんの違いが分からなかった・・・。おしかったのは事実です!!

宝来軒別館