早く帰ってきてね、伊里前の南三陸町観光協会

「おかえりポストくん」が置かれていた伊里前の南三陸町観光協会。

そこには、太平洋を漂流して帰ってきたポストの他にも興味津々な品物が目白押し。たとえばこれ。

東北楽天ゴールデンイーグルスと埼玉西武ライオンズの選手のサインが寄せ書きされたボード。2015年に南三陸町誕生10周年を記念して行われたイースタンリーグの際に記されたもの。

もちろん巨人戦のサイン寄せ書きもある。ファンならずとも目にすると「おぉ〜」と1人ひとりのサインに見入ってしまいそう。

南三陸町歌津は、世界最古の魚竜「ウタツサウルス」が発見された場所だから、もちろん化石も展示されている、レプリカだけど。

ウタツサウルスだけじゃない。歌津は化石の宝庫。古生代からジュラシックパークの時代まで、さまざまな化石のコレクションも。

古代好き、化石好き、古生物好きにもたまらない場所。

海辺の町だから漁業関係の展示も興味深い。とくに、「貝が石にあけた穴」って! そうか、時々海水浴で目にすることがあるあれは、こういうことだったのか!とビックリしたり、

漁師さんたちの技、ロープワークを生かしたおしゃれなアクセサリーが展示されていたり、

これまた興味津々な手作り教室が開催されていたり、

とにかく魅力いっぱいの場所。

さらに、伊里前福幸商店街は4月23日、「南三陸ハマーレ歌津」として新装オープンした。

ただ、残念なことに伊里前の観光協会はスペースの都合で、新しい商店街には入居していない。3月末をもって南三陸町志津川にある本部的な事務所に統合された。

世界最古や魅力いっぱいのクラフト体験や野球や古生代、そしておかえりポスト君にも会うことができた手作り感あふれる場所は、いまはもうない。

でもそんなに悲観することはない。観光協会のスタッフの方のお話しでは、いずれは南三陸ハマーレ歌津の近くに再オープンすることになるのでは、とのこと。志津川と歌津とでは商店街の性格も違うから、歌津の魅力を発信するベースとなる施設は欠かせない。われわれは、歌津の海の色のように深い深いディープな魅力を味わえる場所の復活を待とうではないか。もしも応援できることがあるのなら協力しながら。

年度末を境にいろんな変化があったけれど、変化の先にたくさんの可能性、さまざまな未来が待っている。