静岡県三島市にある楽寿園は明治時代に皇族の別邸として造られ、現在は市が管理している公園です。緑豊かな園内には日本庭園があり、秋になるとカエデが見事に色づきます。今日は「秋の楽寿園」をご紹介します!
紅葉の楽寿園を歩く
楽寿園には入口が2つあります。写真はその1つである「駅前口」付近の紅葉です。JRと伊豆箱根鉄道・駿豆線の三島駅改札を出たすぐの所にあるので、電車で訪れた方はこちらの入口がわかりやすいと思います。
楽寿園の顔とも言える楽寿館と小浜池です。一時期、満水位近くまであった池の水もずいぶん減ってきました。池の石が白くなっているところはかつて水があった場所です。
写真は2、3週間前に撮ったものです。楽寿園で今年一番最初に綺麗に色づき始めたもみじは、おそらくあやめ池に生えているこの1本ではないでしょうか。ほかのカエデの葉がまだ緑色にも関わらず、紅葉が始まっていました。
楽寿園で一番最初に見せてくれた秋の顔です。赤、黄、緑の葉が交じり華やかです☆
楽寿館の東脇から撮影した写真です。この時はまだ色づき始めですが、1週間ほどすると・・・
鮮やかな赤に変わっていました♪
先週訪れた時に一番綺麗に紅葉していたのが、楽寿館の近くにあるもみじです。太陽の光を受けた葉の透明感と輝きは息を飲むような美しさでした。
今シーズン、伊豆半島の紅葉スポットを数ヶ所ほど見てきたのですが、どこも葉の形や鮮やかさがいまひとつの木が多かったように思います。しかし、楽寿園は見事に紅葉しているもみじが多くあります。
ちなみに楽寿園に植えられているもみじのほとんどは「イロハモミジ」です。ほかには「オオモミジ」が3本あります(※「万葉の森」等にカエデ類が約170本有り)。2つの違いは、葉の外周のギザギザが大きくくっきりしているのがイロハモミジで、細かいのがオオモミジです。
道を挟んで楽寿館の対面に梅御殿があります。門ともみじの組み合わせがとても絵になっていました☆
先週まで小浜池の淵際や正門付近に生えるもみじは緑の葉が多かったのですが、今日、訪れてみると綺麗に色づいていました♪
楽寿園はいま、紅葉の最盛期を迎えています。秋の風情を楽しみに三島市民の憩いの公園・楽寿園に紅葉狩りはいかがですか。日本庭園と秋の彩りがとても絵になっていますよ☆