発見・今日の一枚「あっ、地震雲!」

「夕方の空、キレイ~」なんて思いながら歩いて、ふと気づきました。
もしかしてこの雲って……。そう思って左にパンしてみました。

さらに左(南の方向)にパン。
崩れかけてはいますが、まるで指を広げた手の平のような形。
しかも、もう少し早く見つけたら、彩雲のような光も見えたかもしれないような、そんな絹層雲。手の平の中心の方向は、駿河湾の真ん中の方でした。

「地震雲なんて、非科学的だし子供だましみたいなもの!」
という人もいます。たしかに、地球の地面の下で起きていることが、空の上の水蒸気や小さな氷の粒の集まり方にどんなふうにして影響するのかなんて分かりません。「科学的な言葉」を使って説明してくれる人も多いけど、正直なところあまり確信がもてないのです。(しかし、地震や津波が起きるときに海や空に光が走るという話は何となく信じやすく思えたりするから、私の中の科学はかなり怪しいと思う)

それでも、地震雲だ!といって騒ぐのには大切な意味があると信じています。

まず、いつになく不思議な雲や空の色などに「気づく」こと自体に大きな意義があります。最近はあんまり空を見上げたりすることありませんからね。

そして、何となく変だと「感じる」ことも大切だと思うのです。いつもと違うものを見つけ出そうと観察することは、きっと楽しく生きることにつながるから。

で、もっとも重要なのは、地震のこと、大震災のことを思い出させてくれるから。たとえ非科学的だろうとも、人間には未来のことなんか分かりません。どんなに立派な科学者でもです。だから、「もしも本当に大地震が来てしまったら…」と思わずにはいられません。すると自ずと災害に備えよう、もしも明日大地震が来たらどう生き延びようかと想像することになります。さらにSNSなんかで友達とシェアしたら、さらに災害に備えようって気持ちが高まりますよね。

だから、地震雲は大歓迎♪

地震雲を探して、今日も明日もご安全に!

こちらは6月4日の朝、箱根方面から西に向かって伸びた地震雲。この雲は本当にすごかった。何か良からぬことが必ず起きるという確信のようなものを感じさせる強いモノを持ってる雲でした。たくさんネットにアップされていましたよね。