5月13日朝の地震には驚きました。慌てテレビをつけると東北地方、岩手県内陸部の地図が真っ赤。気象庁の発表によると、
地震情報(震源・震度に関する情報)
平成27年5月13日6時19分 気象庁発表
きょう13日06時13分ころ地震がありました。
震源地は、宮城県沖(北緯38.9度、東経142.1度)で、震源の深さ
は約50km、地震の規模(マグニチュード)は6.6と推定されます。
[震度3以上が観測された地域]
震度5強 岩手県内陸南部
震度5弱 岩手県内陸北部 宮城県北部 宮城県中部
震度4 青森県三八上北 岩手県沿岸北部 岩手県沿岸南部
宮城県南部 秋田県沿岸北部 秋田県沿岸南部
秋田県内陸南部 山形県村山
(以下略)
防災地震WEBによると、地震についての細かいデータは現在収集中ということですが、発表された発震機構の解析を見ると、北北東-南南東方向の断層がずれた逆断層の地震であるようです。マグニチュードは気象庁発表と同じ6.6ですが、震源の深さはより深い62kmと推定されています。沈み込んでいく太平洋プレートのかなり深い場所での地震だった模様です。(そのため津波は発生しなかったようです)
東北の友人たちが発信しているネットの情報によると、停電や断水、道路崩壊など大きな被害は今のところ報告されていません。
交通機関では、JR東日本の仙石線、石巻線、大船渡線、釜石線、花巻線、山田線が運転見合わせ。東北新幹線「やまびこ42号」が区間運休。東北・秋田・山形の新幹線、東北本線や八戸線では遅れが出ています。また三陸鉄道南リアス線が全線で運転見合わせとのことです。
知人の話では、仙石線では代行バスが走るという情報もあります。
余震への警戒に加えて
震度5強を記録した花巻市の知人の話では、揺れは大きかった割りに揺れる時間は短かったとのこと。一方、震度5弱だった遠野の知人は長い揺れだったと報告。宮城県の沿岸部では、久しぶりに大きな地震で驚いたという人が多数いましたが、しゃもじが落ちた程度とか、地震の後二度寝したという人も。
場所によって、揺れの大きさや印象は異なっていたようです。
しかし、余震には要注意です。降雨のあった場所では土砂災害への警戒も必要です。
多くの人たちが発言しているのは、4年前の3月9日の地震のことです。この日発生したマグニチュード7.3の地震は、2日後の超巨大地震の「前震」だったと現在では考えられています。
しかし、大きな地震の後には余震が起きるという先入観が強かったため、想像を絶するような巨大地震を想定していた人はほとんどいなかったといいます。大きな地震の後には余震が起きるのは常識ですが、大きな地震がさらに巨大な地震の前震である可能性も否定出来ないし、現在はまだ予測したり判断することもできないのです。
今後の余震にご注意を。そして、今後さらに大きな地震が発生する恐れもあると考えて、十分な備えが大切です。もちろん、地震の危険が東北だけではなく全国的なものであることは言うまでもありません。
(記事の元にしたのは2015年9時11分現在の情報です)