静岡と立命館宇治の試合を振り返る 『1つのプレーから流れは静高に』

注目していた静岡高校と立命館宇治の試合が終わりました。
危なげない試合でしたが点差ほど余裕がある試合でもなかったかなというのが率直な感想です。

静岡高校 004 003 000 | 7
立命館宇治 100 000 000 | 1

3回と5回の集中打はさすが打ち勝ってきたチームといった印象でしたね。

チーム全体では二けたの10安打で7得点は十分合格点でしょう。
ただ初戦の硬さからか、少し大振りや低いボールをすくってフライを打ち上げるという場面も目立ったように思いますが消極的よりもよし、攻めていった結果だったとして心配はしていません。

機動力の面でも、あれだけ相手チームの投手山下くんが警戒して牽制球を投げる中で3盗塁。特に8回の大石くんの2盗3盗は見事でしたね。

エース村木くんの成長

エースの村木くんは昨年の夏も1年生ながらベンチ入りしていて、夏の予選も投げているところを球場で何度か見ました。

以前よりもマウンド上で堂々としているように見えました。体もかなり細いイメージだったのですが、だいぶがっちりした体形になったように思います。

今日は立命館宇治打線を128球、4安打1失点に抑えました。
数字的に見ると何の問題もありませんが、序盤に140キロ近く出ていたストレートも終盤は130キロ前後まで落ちていました。変化球、特に落ちる球も少し甘いボールがあったかなと感じました。

試合後の村木くんは『今日のピッチングは60点』と言っていました。
初回のフォアボールからの失点を反省していました。スタミナ面に関してはおそらく大丈夫だったんでしょう。少し力を抜いて投げていたんでしょうかね。

『多少打たれても打ってくれる』と言っていたので安心して投げられているのでしょうね。

不運とミスで流れを変えてしまった立命館宇治

一方の立命館宇治は初回にフォアボールから送りバント、4番がタイムリーといい形で先制しました。先に流れをつかんだのは立命館宇治でした。

この試合のポイントは2回の立命館宇治の攻撃にあったと思います。

立命館宇治はヒットで出たランナーをバントで送り得点圏にランナーを進めます。
1死2塁というチャンスを作り、次のバッターがセカンドライナーでアウト。これはセカンドの頭を超えるかという打球を大石くんがジャンプして好捕。

抜けていればもしかしたら1点追加という場面でした。ランナーは何とか帰塁し2死2塁。まだまだ静高はピンチが続くと思われたのですが、次のバッターの初球に2塁ランナーが飛び出してしまい、キャッチャーの牽制から挟殺プレー(あまりうまくなかったですね^^;)でアウト。一瞬にして追加点のチャンスを逸してしまいました。

ピンチをしのいだ静高は次の回に連打を浴びせて4点を取ります。
立命館宇治は1回2回とヒットが出たものの、2回のこのプレー後は7回に出たヒット2本だけでした。

流れや勢いは一発勝負の高校野球では大事です。
1度変わってしまった流れを戻すのは難しいものです。

■高校野球
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_______________________________________○『かっとばせ!野球部!』 ~We Love 野球!
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