10月31日朝、福島第一原子力発電所1号機を覆う建屋カバーのうち、屋根パネルの1枚の撤去作業が始まりました。
屋根パネルの1枚、といっても建屋カバーの屋根部分はパネル6枚で構成されているので、屋根の6分の1がなくなってしまうことになります。
本日撤去された「南3」のパネルに続くもう一枚、おそらく「北3」のパネルの撤去は来週行われるとのことです。
10月になって発表された新たなスケジュールによると、屋根パネル2枚を撤去して、内部のガレキの様子の確認や、放射性物質の飛散について確認した後、12月までに屋根パネルを戻すことになっています。
その後、1号機建屋周辺の凍土壁工事を行って、来年3月から建屋カバーの解体作業に着手、実際に建屋のガレキ撤去作業が開始されるのは再来年、2016年度前半とされています。
工事の安全と、放射性物質の飛散防止を第一に、絶対に事故を起こさない、絶対に放射性物質を飛散させない責任ある体制で臨んでもらいたいと思います。