【サッカー日本代表】 歴代ユニフォーム大辞典 2002-04 《富士山モデル》

 サッカーの魅力を語る上で欠かせないアイテムの1つとしてユニフォームの存在が挙げられます。特に世界各国の代表チームのユニフォームは、その国を特徴づける個性的なデザインが揃います。このシリーズでは日本代表の歴代のユニフォームを紹介したいと思います。

02-04年【富士山モデル】コンセプトイメージ

 自国開催の日韓W杯で着用されたモデル。シンプルなデザインで日本の美を表現しており、日本の海を示す青に、首から袖口にかけての赤いパイピングは湖面に映る逆さ富士をイメージしています。高温多湿対策として裏地はメッシュを使った二重構造で、3本ライン、日の丸、協会エンブレム等は全てプリントとなり、徹底的な軽量化が図られました。グループリーグを突破しベスト16まで進撃したチームと共に、日本中がこのユニフォームを着て熱狂しました。アウェーモデルは白とグレーのツートンカラーを採用しています。

筆者が選ぶ歴代最高ユニフォームはこれだ!

 数ある代表ユニフォームの中で、筆者が歴代最高モデルと信じて疑わないのがこの富士山モデルです。鮮やかジャパンブルーは濃淡のバランスが絶妙で日本の美しい海の色を連想させてくれます。全体的なフォルムもシンプルかつシャープで飽きのこないデザインだと思います。なかでも一番のお気に入りは背番号のフォントです。

歴代の代表ユニの背番号は丸みを帯びたポップなフォントを採用していることが多く、国を背負って戦うという気持ちが全面に伝わってこない物が多くありました。大衆ウケを狙ったカジュアルなデザインは今風かもしれませんが、世界と戦う強い意志が感じ取れません。富士山モデルは角ばったシャープなフォルムに細かなメッシュ柄を施している点もカッコいい!

アウェーVerも歴代最高峰の完成度を誇る

 富士山モデルはアウェーVerも他の追随を許さないほど完成度の高いデザインだと思います。ホワイトとライトグレーを織り交ぜたツートンカラーは斬新かつ洗練されたものです。

肩口から下に伸びる逆三角形のグレーゾーンは湖面に映る逆さの富士山がクールに表現されています。アディダスの3本線も長すぎず短すぎず、メーカーの個性を保ちながら全体のデザインに上手く溶け込んでいるように見えます。

どんな組み合わせもカッコよく決まる!

 上下青青、上下白白という同色の組み合わせがしっくりくるユニフォームは稀でしょう。他の代表ユニフォームは上下のカラーを同色にすると多少違和感を覚えます。しかし、この富士山モデルに限っては違和感を感じるどころかむしろカッコいい!のが不思議です。特にアウェーVerは白を基調とした上下に胸部のライトグレーが美麗にハマり、ノスタルジーな雰囲気を醸し出していると思います。